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【新作教材】ワンハンドシュートの利点【レビュー1】

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近年、日本の女子バスケ界は素晴らしい戦績を残している。

 

2013年にFIBAアジア大会で優勝を皮切りに2014年ワールドカップに出場。

2015年もアジア大会で優勝すると、2016年のリオ五輪へ出場。

見事に決勝トーナメント進出を決めた。

 

そして、トム・ホーバス氏をHCとして新体制へと移行。

2017年にもアジア予選を優勝し3連覇を達成。2018年ワールドカップ出場。

 

メダル獲得を目標とする中、トーナメントで中国に敗退するも、大会で上位入賞したベルギーに勝利を挙げる。

組み合わせ次第では、メダルを獲得してもおかしくない実力を持っている事を証明したと言っても過言ではない。

 

また、今野選手。

 

NCAA強豪のルイビル大学への進学を控えている。

各世代のジュニア大会での戦績も好調だ。東京五輪を控え、着々とチームは歩みを進めている。

 

躍進の秘訣の1つは「強さ」へのアプローチと言えるだろう。

 

これまで、世界に挑む日本チームという文脈で考える際には、チームワーク、シュート力、走力、スピードを長所として打ち出すことが多かった。

 

上記は、日本人選手の長所である事は確かだろう。

しかし、それ以外の要素での弱点が際立てば、長所を発揮する事は難しくなる。

 

バスケットボールに必要不可欠な「強さ」・「コンタクト」に徹底的に向き合い、鍛錬を重ねてるという。各種の報道や、代表スタッフの講演会でも紹介されている。

 

その上で、さらなる強化を目指す際に必要となるのが3Pシュートである。

リオ五輪でも、日本チームの3Pシュートは大きな武器となった

栗原選手を筆頭に、50%近い確率で次から次へと成功。相手チームの脅威となった。

 

しかし、近年、アジアの強豪国や、世界各国を中心に日本のバスケットボールへの研究や対策が進んでいる。

 

例えば、リオ五輪で日本が武器としたピック&ロールからのドライブとキックアウトの連動性については、不用意にシューターのマークマンはHelpに寄らない戦術が徹底され始めた。

リオ五輪まではノーマークで打てていたシチュエーションでも、DFのチェックが強くなっている傾向にある。

 

3Pシューターは、ドリブルで相手を交わしてからのシュートベリエーションなどをスキルセットとして持つ必要性がある。

 

そんな中、今後のバスケットで必要となるのがワンハンドシュートのシュートスキルである。

勿論、これは、従来のツーハンドシュートを否定する意味合いではない。

ツーハンドで素晴らしい確率を決め、かつ、多彩なシュートベリエーションを持つ選手を否定する意味合いは全くない。

 

しかし、シュートチェックに対する打点や、ドリブルやステップバックを組み合わせた際のシュート可能領域という観点で見た際に、ワンハンドシュートが構造的には勝っている。

 

これは、様々な研究や、分析でも明らかにされている内容である。

 

実際、日本代表の主軸選手として活躍する宮澤選手はリオ五輪後に飛躍的にチームでの存在感を高めた選手だ。

 

DFにおける万能性やリバウンドでの貢献に加え、JX入団後からコツコツと積み上げてきたというワンハンドシュートでの3Pを解禁。

 

素早いリリースや、思い切りの良いシュートでチームに強烈なインパクトを与え、国内リーグでも代表チームでも中心選手となった。

 

宮澤選手の持つ資質や、3番ポジションでもプレーをするという本人の意思を踏まえ、JXのコーチングスタッフ陣が長期的な計画と共にワンハンドシュートへの変更に取り組み、本人が努力を重ねた成果とも言えるだろう。

 

他にも、現在の女子代表チームの選手にはワンハンドシュートで3Pを武器とする選手が数多く選出されている。

 

当然、3Pシュートは一要素だけにすぎず、実際には、複雑なDFシステムの理解や、オフボール時のスペーシング、DFリバウンドへの献身や貢献も選考時に重視されている内容のはずだ。

 

しかし、一つのアクセントとして、世界の舞台でも3Pシュートを打ち切れる能力を持つ選手かそうではないかはコーチ陣もチェックしていると思われる。

 

この流れは、今後も続いていくだろう。

 

まず、女子選手についての、ワンハンドシュートを考える際に忘れてはいけない視点であると感じる。

 

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