バスケットボールを分析しよう!【「AS」を分析する】

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こんにちは!小谷究です。

私は現在、流通経済大学スポーツコミュニケーション学科で助教を務めています。

また、同大学バスケットボール部を指導しています。

このメルマガでは、バスケットボールを分析する方法について一緒に勉強して行きましょう。

今回はボックススコアの「AS」の項目について触れていきます。

「AS」はassistsのことでアシスト数になります。

レシーバーが直接得点に結びつけられるパスであり、ショットが成功した場合だけ「AS」として記録されます。

相手チームの「AS」が多いプレーヤーは、自チームにとって最も厄介なプレーヤーになるかもしれません。

なぜなら、「AS」が多いプレーヤーは「PTS」も多いボールを持つと手がつけられないプレーヤーになる可能性が高いからです。

NBA2017-18シーズンの1ゲームあたりの「AS」はラッセッル・ウエストブルックが10.3本と最も多く、次にレブロン・ジェームズが9.1本、続いてジェームズ・ハーデンが8.8本になります。

彼らは、いずれもチームのポイントゲッターであり、同シーズンにおけるウエストブルックの1ゲームあたりの「PTS」は25.4点で7位、レブロンは27.5点で3位、ハーデンは30.4点で1位にランクしています。

さらに、同シーズンの259名の「AS」と「PTS」を分析したところ正の相関がみられました(相関係数:0.6)。

つまり、「AS」が多いプレーヤーは「PTS」が多いプレーヤーである可能性が高いといえます。

【アウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーのドライブによる「AS」】

アウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーに対してディフェンスプレーヤーはアウトサイドショットを打たせまいと間合いを詰めてディフェンスをします。

すると、ディフェンスプレーヤーがボールマンよりゴール側に位置することで得られる有利性が減少し、アウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーが少しずれただけで、ディフェンスプレーヤーをボールマンとゴールを結ぶドライブラインから外すことが可能になり、容易にドライブすることができます。

ドライブによりペイント内に侵入したアウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーをそのままにしておくと、成功率の高いゴール近辺でのショットを放たれてしまうので、他のオフェンスをマークしているディフェンスプレーヤーは、マークマンから離れてアウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーに近づきます。

すると、ノーマークのプレーヤーが発生するので、アウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーはノーマークのプレーヤーにパスをし、ボールをレシーブしたプレーヤーは成功率の高いオープショットを放つことができます。

アウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーには、こうした「AS」の機会があることが考えられます。

次回はアウトサイドショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーによる「AS」の別の機会とゴール近辺でのショットを得意とする「PTS」の多いプレーヤーの「AS」について触れていきます。

 

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