【初心者でもわかる】バスケのタイムアウト基礎講座!
バスケットボールのルールにある「タイムアウト」。試合を中断し、チームの雰囲気を整えることができる、いわばチャンスタイムのようなものです。
今回の記事では、タイムアウトのルールがよく分からないという人のために、基礎知識や効率的な取り方について説明します。タイムアウトをうまく活用して、試合を有利に展開できるよう目指しましょう。
【バスケ】タイムアウトとは?基本ルールを解説
バスケの「タイムアウト」とは、簡単にいうと作戦タイムのことです。その目的はさまざまですが、コーチからの要求で試合を中断し、両チームの選手が一時的にベンチで過ごせる時間のことを指します。
タイムアウトの基本ルールは、以下のようになっています。
回数 | 制限時間 | |
前半 | 2回(2回※) | 各1分間 (各45秒間) |
後半 | 3回(2回※) | |
延長 | 各オーバータイムに1回ずつ
(ミニバスも同様) |
※( )内はミニバスルール
※ミニバスは、各クォーターにつき1回取得可能
公式とミニバスでじゃっかん異なる点がありますが、いずれにしてもコーチもしくはアシスタントコーチのみ、タイムアウトを請求することができます。
また、タイムアウト請求は先着順です。両チーム同時にタイムアウトを希望した場合、先に申し出たチームに対して取得権利が与えられます。
タイムアウトの注意点
タイムアウトルールの注意点としては、回数の持ち越しができないということ。前半取得しなかった分を、後半に回すことはできません。
※ミニバスの場合は、次クォーターへの持ち越し不可。
また、たとえ後半戦分が3回余っていたとしても、第4クォーターの残り2分間では2回しか取得できないという点にも注意が必要です。回数を無駄にしないよう、計画的に消化することが大切です。
【バスケ】タイムアウトの正しい取り方
タイムアウトを取りたいときは、テーブル・オフィシャルに「タイムアウト」と伝えるだけでOK。さらに、両手でアルファベットの「T」字をつくってサインできると、より分かりやすいのでオススメです。
先ほど説明したとおり、タイムアウトが請求できるのはコーチもしくはアシスタントコーチのみ。ゲーム進行中であっても、あらかじめ伝えておければ、切りが良いタイミングでタイムアウトを取ることができます。
タイムアウトを取り消すには?
一度請求したタイムアウトを「やっぱり無しにしたい」という場合、タイミング次第では取り消すことが可能です。
取り消しを要求するには、テーブル・オフィシャルにその旨を伝えましょう。スコアラーが審判に「タイムアウト」を知らせる前であれば、取り消すことができます。
【バスケ】タイムアウトはいつなら取れる?適切なタイミングとは?
バスケのタイムアウトは、希望すればいつでも取得可能というわけではありません。適切なタイミングをチェックしておきましょう。
タイムアウトが取得できるタイミング
タイムアウトは、おもに「オフィシャルタイマーが止まったとき」に取得可能となります。具体的なタイミングをチェックしておきましょう。
- ファールが行われたとき
- ボールがコート外に出たとき
- 相手チームのシュートが入ったとき
- 選手が負傷して審判が試合を止めたとき
- フリースロー後ボールがコート外に出たとき
「タイマーが止まったとき」とはいえ、フリースロー中はタイムアウトが取れません。必ず最後のフリースローが決まったあと、もしくは失敗してプレイ続行になれば、ファールやパスカットでボールがコート外に出たタイミングで取得可能になります。
タイムアウトが取得できないタイミング
つづいて、タイムアウトが取れないタイミングもチェックしておきましょう。
- タイマーが動いているとき
- 自分のチームが得点を決めたとき
タイムアウトは、試合の流れを勝手に止めることができないもの。オフィシャル席のタイマーが動いている間は、タイムアウトを請求したとしても認められません。
また、先ほど「タイマーが止まったときは、タイムアウトを取得できる」と説明しましたが、自チームの得点によってタイマーが止められているときは認められません。調子が良いときは中断不要ということです。
【バスケ】こんな時にオススメ!タイムアウトの効率的な取り方
タイムアウトは「何のために取るのか」という目的を明確にすることで、効率よくチームの士気を高めることができます。どのようなシーンで取るべきかチェックしておきましょう。
試合の流れを変えたい
タイムアウトは、相手チームに攻撃の流れを奪われてしまったり、連続得点を許してしまったりするなど、試合の流れを変えたいときに取得するのがオススメです。
このような場面でタイムアウトが取れると、選手たちへ戦略の変更や客観的なアドバイスをすることができますよね。チーム内の気持ちの切替えにも効果的です。
明確な指示を出したい
試合中は、コートの外から指示を出してもなかなか選手へ上手く伝わりません。ジェスチャーでなんとなく伝えられたとしても、コーチの意図していることと違う伝わり方をしてしまうこともあります。
選手へしっかり指示を出したいときは、迷わずタイムアウトを取りましょう。ちゃんと時間を確保し、選手一人ひとりの役割を明確にすることでチームの結束力も強くなります。
選手を休ませたい
動きが激しいバスケットボール。コートを何度も行き来する動きがつづけば、選手の体力も失われます。短い時間であったとしても、選手を休ませることは大切です。
とくに相手と接戦になっているときは、タイムアウトを取ることで主力メンバーの体力回復が期待できます。
まとめ
タイムアウトは、どのチームにも平等に与えられた時間であり、うまく使えるかどうかはコーチ次第です。試合の流れ・選手たちの様子をしっかり把握し、適切なシーンで使えるようにしましょう。
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バスケットボール歴5年。現役時代は主にセンターを務めていました。持ち前の体力を活かし、陸上競技や水泳、フィールドホッケーなど、様々なジャンルのスポーツを経験。全国大会や国民体育大会にも出場してきました。現在は二児の母で、ウェブライターとして活動中。このブログでは、スポーツの経験で得た基礎知識や上達するためのノウハウなど、実体験を踏まえた記事を執筆していきます。
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