【バスケ】フィジカルの強さは勝敗に直結する

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 練習法 関野 日久

バスケにはさまざまな要素が求められます。

  • ボールスキル
  • スピード
  • 高さ
  • 強さ

何か一つでも欠けていると、そこを突かれるオールラウンドな力が求められるスポーツです。

その中でも、どの試合でも常に同じように発揮することができる「接触(コンタクト)の強さ」について解説します。

接触の強さとは

出力の最大値が筋肉量で、出力を調整するのが身体操作の技術であり、単に力が強いだけではダメで、当たり方や重心移動の上手さも重要です。

バスケは、常にコンタクトが発生するスポーツなので接触の強さを理解し、発揮することは非常に大切です。

オフェンス時のボディコンタクト

オフェンス時は、

  • シールをしてボールをもらう
  • ドライブで押し込む
  • ポストプレーでぶつかり合う

など、リングに近づくためにはディフェンスとの接触は不可避です。

ボールを扱いながらぶつかるので普段通りの接触は難しいですが、ポールハンドルを組み合わせた身体操作の練習をすることで、ボールを持っていない時と同じような力を発揮することができます。

また、リングに近づくと絶対に接触はあります。

その時に、体でスペースを作ることでディフェンスを遠ざけたり、ブロックにくる手をオフハンドで守り抜いたりも必要とされます。

コンタクト、筋力だけでなく技術も問われます。

ディフェンス時のボディコンタクト

ディフェンス時は、相手がリングに近づくのを極力体幹部で止めることが求められます。

特に重要なのがオフェンスと横並びになった時です。

そこで当たり負けるとリングに押し込まれたり、エンドワンを獲得されたり相手に優位に運ばれます。

逆に、中に入れない強さがあれば、相手はリングから遠ざかる動きをすることになり、イージーバスケットは望めません。

他にも、ポストプレーで押し込まれないことや、スクリーンをかわすときなど多くの接触があります。

当たり負けるとその分ズレが生まれて相手に有利に運ばれてしまうので、コンタクトの強さは非常に重要です。

オフェンスでもディフェンスでも、接触は絶対に起こります。

その接触を制することは相手を非常に追い込むことができるので、普段からのトレーニングを大切にしましょう。

接触の強さはいつも同じ

基本的にオフェンス、特にロングシュートは水ものとされていて、試合や日ごとに入るかどうかは運次第なところがあります。

対して、ディフェンスは毎試合同じ、と言いますが厳密にはフットワークの軽さや読みの鋭さなど、日によってある程度変わる部分もあります。

接触は、体の変化(成長or退化)や集中力が低い状況だと、本来の力を発揮できないという点はありますが、基本的には筋肉量で一定は確保されるので1番安定した能力の一つとも言えます。

リーグ戦などで安定して勝つことや、トーナメントで足元を掬われないためにはそういった普遍的な部分の向上は不可欠です。

また、コンタクトという一つの要素でオフェンスにもディフェンスにも汎用が効くというのも、フィジカルを鍛えるのに時間を割くことの正当性を証明しています。

ディフェンスの練習ばかりしていては、オフェンスで個人の技術不足が生まれたり、ハーフコートオフェンスや速攻のフロアバランスの作り方が分からなかったりということが起こります。

逆にオフェンスばかりしていると、カバーやローテーションといった必須ではあるが難しい技術や、チームの約束事が浸透しないといったことが起こります。

まんべんなく鍛えるためには双方をバランス良く練習することが大切ですが、フィジカルトレーニングは両方の能力をアップさせるということは意識して練習を組み立てた方が良いでしょう。

おわりに

今回は接触の強さについて解説しました。

オフェンスでもディフェンスでも重要な技術で、試合ごとの波が少ないことを考えると勝敗に直結するといっても過言ではないでしょう。

筋力トレーニングや体幹トレーニングを好きではないという選手もたくさんいますが、その重要性を改めて考えれば積極的に取り組むことができるのではと思います。

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この記事を書いた人関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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