【片岡編集長】番外編 U19男子日本代表チームのオフェンス1

オフェンス スキルアップ 動画 戦術 片岡 秀一

ナショナルチームのゲームより35

U19男子代表チームが同ワールドカップに挑戦中です。

予選リーグでは、セネガルに惜敗、カナダに実力差を見せつけられた後、リトアニア戦では惨敗。

『ROUND OF 16』と呼ばれる決勝トーナメント進出決定戦で強豪のセルビアに挑みます。

結果として3点差で敗戦しますが、何度も何度も喰らい付きます。

最後の最後まで、どちらに勝敗が転がるか分からない試合を演じました。

同チームの特徴は、長身選手を積極的に招集し、意識的に早期のコンバートを推進している事でしょうか。

ロイブル氏から佐古ヘッドコーチに代わる新体制のタイミングで、『A代表を意識したポジショニングとセレクション』と明確な指針が出されていました。

他国も同様ですが、大陸予選や十分な準備期間も少ない中で、選手のコンバートとチームビルディングの両方を精力的に進められていました。

そのような背景がある中、U19男子代表チームは非常に面白い攻防を見せています。

ディフェンスではフルコートのマンツーマン、及びゾーンプレスからのゾーンを併用。

本稿では、番外編として「U19代表チームのオフェンス」を取り上げたいと思います。

1、プレーの構図

U19 JPN Men NT

Curl Cut

2、プレーの流れ

ップよりウィングの選手へボールが展開されます。

サイドの位置で、ピック&ロールがスタートします。

残りの3選手は図のように配置します。

ここでは、必要以上にリング周辺への突破を狙わずに、反対サイドへのボールの展開を優先します。

対サイドにインサイドの選手が中継するように飛び出してきます。

ここで、最初パスをした選手にダウンスクリーンがあります。再び、ポイントガードの選手がトップでボールを保持します。

時に、最初のピック&ロールを務めた選手、及び最初のスクリナーの選手が3の選手に連続でダウンスクリーンをセットします。

相手のディフェンスにとっては、スクリーンの対応が3連続で続きます。

後の局面では、ディフェンスの動きに応じたプレーが必要になります。

最初の映像では、フリーでボールを受ける事が出来ました。

2つ目の映像では、追走するディフェンスの動きを逆手に取り、カールカットでペイントに侵入します。

非常に広い視野と的確な判断力を持つ金近廉(東海大学)選手は、相手ディフェンスの隙を見逃しません。

華麗にゴール下へとパスを成功させました。1つ目では、#4元田大陽 (東海大学)選手が3Pシュートを放ちました。

3、まとめ

プレーはボールと人の動きが多く、ディフェンス側にとっても処理すべき事柄が非常に多い戦術です。

勿論、着実に遂行能力やスキルも鍛えることが重要になる為、直ぐに読者の方のチームにとって有益なオフェンスプレーにはなりえません。

しかし、代表チームが世界に挑む際、短い準備期間の中で世界の強豪国に対して得点を挙げる為に用意されたプレーを紹介する事は、一定の意義があると考えました。

頭、同代表チームはコンバートを前提としたチームと記載しました。

同ヘッドコーチ佐古氏のメディア等での発言を伺っていると、小柄な選手にもきちんと目を向けています。ただし、下記のように条件も付けています。

「小柄なガードが不要なわけではありません。世界を見ても、カンパッソ選手のように小柄な選手がチームを牽引している選手がいます。しかし、小柄な選手は『何かしらのプレーや能力』でスペシャルでなければならない。オリジナリティを出せなければ、コンバートとの競争に負けてしまいます」

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この記事を書いた人:片岡秀一片岡 秀一
株式会社アップセット所属。GSL(ゴールドスタンダードラボ)編集長として記事の製作、編集、各種のイベントなどを多数実施。近年は『Basketball Lab』にて記事執筆と編集、『バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている』・『バスケットボール戦術学』などで編集協力として関与。トーステン・ロイブル氏を講師とするEuro Basketball Academy Coaching Clinicでは事務局を務める。活動理念は「バスケットボールに情熱と愛情を注ぐ人の、バスケ体験の最大化」・「バスケ界にヒラメキを作る」。JBA公認コーチライセンスC級保有(2021年3月にB級を受講)