【バスケ】チームを潤滑させるポイントガードの得点力

オフェンス スキルアップ ライター 育成法 関野 日久

ポイントガードの役割は、ゲームメイクが期待されます。チームの力を最大限に引き出し、勝利へ導くことが使命です。

しかし、味方を活かす方法はパスを多く出すことやセットプレーをコールすることだけではありません。むしろ自らドライブし、点を取りに行くことにこそゲームメイクの真髄があるといっても過言ではありません。

今回は、ポイントガードが得点を取る意味について解説します。

NBAのトップガードも主張するポイントガードの得点の必要性

2000年代を代表するポイントガード、スティーブ・ナッシュは「得点を取らないポイントガードはセルフィッシュ」と言いました。

消極的なポイントガードはチームのためにならない、ということです。では、実際ポイントガードが得点をとるとどうなるのでしょうか。

強力な合わせの増加

ガードが積極的にドライブをし、リングまでアタックしてくるとディフェンスはカバー、ローテーションが必須です。

ローテーションが遅ければゴール下へのイージーなパス、ローテーションをされても外でフリーのシュートが作れるなど、複雑なスクリーンプレーやパス回しをせずともイージーバスケットが作れるようになります。

また、ガードのドライブからの合わせの場合、フォワードやビッグマンが合わせに入れるためフィニッシャーが多いです。逆に、フォワードのドライブからの合わせに対して、ガードの得点力が低く合わせができないと、フィニッシャーは少なくディフェンスは守りやすいです。そこで、ガードもフィニッシャーになれることで、フォワードのドライブの強化もできます。

ピックアンドロールの強化

現在のバスケにおいて、最もメジャーな戦術のピックアンドロールですが、ガードが得点を取りに行くことで非常に守りにくくなります。

ノースイッチの場合、ハンドラーが上手ければ基本的にピックアンドロールは2対2だけでは守りきれません。

カバーディフェンスが必須になりますが、そのカバーも1人だけでなく2人以上必要となることが多いです。ピックアンドロールを最大限に活かすために、ガードの得点は大切です。

マッチアップへのプレッシャー

ポイントガードには常に冷静さが求められます。それは自分も相手も同じです。

仮に、自分のアタックで得点を量産した場合、相手のガードはどのような心境になるでしょうか。冷静でいられる選手は少なく、ムキになって周りが見えなくなったり、ネガティブになって余裕が無くなったり、普段通りの力は発揮できなくなるでしょう。

そうなると、ディフェンスでもオフェンスでも相手ポイントガードは役割を果たせない状況を作れます。

ガードが得点を取る、ということだけで試合全体を支配することができます。

味方全員の得点が増える

トップでボールを持つガードの得点力が高いと、ディフェンスは自分のマークマンへのプレッシャーを弱め、カバーへの意識を強める必要があります。

そうなると、味方は簡単にボールをもらえ、得点のチャンスも増えます。得点を取れる選手が増えると、ディフェンスは守ることが非常に難しく、チーム全体の得点力が確実に向上します。

現代のNBAはガードが主役

NBAは、時代とともにトレンドがあり、ビッグマン中心の時代、フォワード中心の時代がありましたが、進化したバスケは今、ガードが主役です。

現在のNBAチームの多くは、キャッチアンドシュートの上手い選手とリング周りの強いビッグマンで周りを固め、強力な決定力をもつガードを中心にチームを作っています。

最高レベルのバスケで最も用いられる作戦が強いガードの起用なので、ガードの強さはバスケにおいて正解とも言えます。

おわりに

今回はガードの得点力の必要性について解説しました。

従来のパスを多く回して味方を活かす方法だけでなく、自身が本当に中心になってオフェンスを展開するガードも現代では非常に重宝されています。