【バスケ】防御不可、NBAでも大人気のあのシュート

シュート スキルアップ 練習法 関野 日久

90年代、あるNBA選手により用いられたそのシュートは現在のNBAでも広く使われ、1対1では守ることがとても難しいです。

そのシュートとは、フェイダウェイシュートです。

マイケル・ジョーダンが好んで使ったこの技は、その後も時代を代表する選手たちが彼の動きを真似て多用し、ポストプレーでの強力な選択肢となっています。

今回は、防御不可能とも言われるフェイダウェイシュートについてご紹介します。

フェイダウェイシュートの使い所

フェイダウェイシュートとは後方にジャンプしながら打つシュートです。

後方に下がり、相手との距離を作ることでブロックを回避することができます。

ポストプレーでのフェイダウェイ

最もポピュラーなフェイダウェイの使い方は、ポストプレーで相手を背負った状態からです。

ドリブルで押し込んでゴールに近づきリングにアタックするのか、ターンしてシュートを打つのか。

駆け引きやコンタクトをして、相手を動けない状態にしたうえでのフェイダウェイは、ほぼチェックを受けません。

ペリメーターでのフェイダウェイ

フェイダウェイは、後ろに下がって打つシュートなので、飛距離を出すことは難しいです。

3Pでフェイダウェイを使うことは現実的ではないので、基本的にペイントエリア内、もしくはその一歩後ろくらいの距離から使います。

フェイダウェイは、シュートを打つまでの過程でディフェンスに対して大きなずれを作ることができなかった時に使う技なので、打つまでに何か動きを入れていることが前提です。

  • ハイポストフラッシュからジャブステップを踏みシュート
  • ドライブからストップして軽く後ろに飛びながらシュート

など、ミドルレンジからのフェイダウェイを狙いましょう。

フェイダウェイシュートの注意点

フェイダウェイは体のコントロールやシュートの打ち方など、高い技術レベルが求められます。

無理をして打つとシュートは入らないどころか届かない、フォームが崩れるなどの問題も発生します。

体の軸をブラさない

『後ろに下がる』というのは体全身を後ろに下げることが必要で、上半身や背中だけ後ろに反る、などをしてしまうとボールに力が伝わらず、シュートが短くなる原因になります。

またそうなると、今度は腕の力を不必要に入れすぎて、ボールのコントロールが難しくなります。

体幹に力を入れ、上半身と下半身がバラバラにならないようにシュートを打つことが大切です。

駆け引きで攻め気を見せる

ボールを持っていきなりフェイダウェイを打つことに、あまり意味はありません。

フェイダウェイを使うタイミングとしてはディフェンスとの距離が近い時が中心で、ドリブルをつく前に打つことはありません。

ドリブルをつく前に相手との距離が近いのであれば、ドライブなど他にするべきことがあります。

フェイダウェイを打つためには、試合を通して“ボールを持ったらリングにアタックする”という気配を見せておくことが大事です。

最初から引き気味の人にはディフェンスもへばりついて簡単に守ることができます。

  • リングにアタックしてくるのか、
  • その場でシュートを打つのか

わからない状況を作り、

  • ジャブステップ
  • ドライブ
  • ポストプレー

などで相手の体勢を崩して最後のずれを作る手段がフェイダウェイです。

まずは、攻め気を見せ相手に守りにくい状況を作りましょう。

おわりに

今回はフェイダウェイシュートについてご紹介しました。

NBAでも30年使われてきた技にもかかわらず、いまだにディフェンスは「打たせない」以外の守り方がありません。

技術・体力的に多用することやマスターすることはなかなか難しい技ですが、使いこなせれば間違いなく強力ですので是非練習に励んでください。

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この記事を書いた人関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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