【片岡編集長】ナショナルチームのゲームより4「アーリーオフェンス」

オフェンス スキルアップ チーム戦術 動画 指導者 片岡 秀一

今回も、2019年男子ワールドカップで優勝を成し遂げたスペイン代表のアーリーオフェンスを紹介します。

今回はボールサイドのコーナーに味方がいるケースでの攻防になります。

1、プレーの図

2、プレーの基本的な流れ

今回は、ボールサイドのコーナーに味方のオフェンスがいるケースでのプレーになります。

SIDEでのピック&ロールに対し、オーストラリア代表はContain(スクリナーのディフェンスがドライブレーンを防ぐように守る)。

この場面で、スペイン代表のインサイドはドリブラーと反対サイドへPOPします。パスが通ると同時に、ボールサイドが3名になりました。

今回は、ウィングの位置にいる選手がコーナーの味方に向けてダウンスクリーンをセットします。

一連の連動性が功を奏し、ピック&ロールを利用してペイントエリアに侵入できるシチュエーションになりました。

ここで、オーストラリア代表は、X1の選手がドライブレーンを埋めようとします。その動きを見て、X4が4番と1番の両方を止めるべく、ポジションを移動します。

ここで、スペイン代表はディフェンスの対応を見逃しません。②から1へパスが出された後に、4がリングへと向かう道筋へと見事なバウンドパスが通ります

3、総括

今回も、ディフェンスに応じて的確に判断を積み上げている事が成功の理由と言えるでしょう。

3人サイドでスタートした場合も、ディフェンスの守り方に対応してPOPをする事で、前回の記事と同じシチュエーションを作る事に成功しました。

今回のプレーの成功した要因の一つは、②から1へのパスが素早く、的確だったことが理由と言えるでしょう。

ここでパスが遅ければ、1にも4にもボールを通せません。

そもそも、コートの状況を見ずにドライブをしていなければ、Helpへと出てきたX1ディフェンスの餌食になってしまう事も十分に考えられました。

大きな枠組みを設計したコーチ陣の絶妙さは勿論ながら、局面に応じてプレーを使い分ける、的確な遂行能力の構築や醸成にも成功している事がオフェンス成功の要因といえるでしょう。