【梅原トレーナーのからだづくり哲学】そんなマネージャーなら要らない(下)

スキルアップ チーム作り 指導法 指導者 梅原淳 育成法

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当初は2回に分けて書こうと思っていたので前編・後編としていたんですが、読者の皆さまにしっかりと伝えようと熱が入るうちに言葉が深まり、上中下の全3編となりました。

どうぞ最後まで、一緒に考えましょう。

さて前回までをお読みになっていない方は、上記のリンクからどうぞ。順にご覧の方は、このまま読み進めてください。

▼マネージャーの存在意義は大きい

あるバスケットボール部での、マネージャーとのやり取りがありましたね。

練習の中にいるマネージャーと外にいるマネージャーは、同じ立場でもその役割がまるで違います。

僕がどうしてマネージャーの仕事について、しっかり考えようと思うのか。

それは、その存在によってチームが上りも下りもするからです。

マネージャーなんて、とお思いですか?

それはマネージャーをあまりにも軽視しています。どんなマネージャーがいるかで、チームづくりは大きく変わります。

だって本当に何もせず、いてもいなくてもどちらでも良いのなら要らないのです。要らないのにそこに居るということは、必ずなにか影響を及ぼしています

良い方へ進むことに力となっているか、悪い方へ進むことに力となっているか。

あなたはチームづくりへ参加するならば、どちらの力になりたいですか?

自分はなにも関係ないと思っているのなら、それはいないも同然です。いなくて良いのにいるということは、チームにどんな影響があるでしょうか。

マネージャーの重要性を知っているチームは、確実に強くなります。

誇張でもなんでもなく、選手よりもマネージャーのほうが何倍も重労働をしています。成長していくチームのマネージャーは、全身でとことん尽くしているのです。

▼3人のマネージャーの変化

2時間だけのトレーニングでしたが、コートランから始まって股関節と股割りの鍛練、バーベルを使ったスクワット、最後は腕立て伏せまで行いました。ちょっと時間がオーバーしました。

2年生の主任マネージャーと二人の1年生マネージャーは、選手と一緒にトレーニングを行いました。

もちろんマネージャーが身体を鍛えたわけじゃありません。

でも一緒になって動き、脚を支えてあげたり、バーベルの補助をしたり、重りを付け替えたり、トレーニングのアドバイスをしたり、選手よりもよく動いていました。

ノートを手に取り仕事を書き込むことは良いことですが、実際はなにも難しい中身などなく、そうして選手と一緒に練習を進めていくことが一番のサポートなのです

練習は「ものづくり」です。自分たちでチームをつくっていくのです。皆が大工であり、図面の設計者であり、さらに使用者でもあり、すべてを全員で担ってやっていくのがチームづくりです。

だからトレーニングは部員みんなで行いたいです。

▼マネージャーにしかできない重要な仕事

もう服を畳むことで、仕事をしているつもりになるのをやめましょう。

そんなことはあなたの仕事ではありませんし、してあげたところでチームの成長に繋がることは1ミクロンもありません。

チームが伸びるために力を貸してください。あなたの手腕が本当に必要です。強くなるための手助けを、心からお願いします。

マネージャーという立場は特別なものです。

マネージャーは一人三役。ある意味でコーチであり、ある意味で選手であり、さらにマネージャーにしかできない仕事があります。

それは全体を見る「管制塔」です。

じつはコーチは一役だけ、コーチの仕事のみです。選手も選手という役のみ。その中でマネージャーは、自分も含めて一人三役を担うのです。

これはマネージャーにしかできない仕事です。そこをマネージャーに任せられるからこそ、コーチも選手も自分の持ち場にだけ集中することができます。

だから強くなります。

まさに縁の下の力持ち、マネージャーの「御陰様」なのです。

▼一歩ずつ地道に前へ

きっと次にまた僕がチームを訪問したら、元通りコートの端でじっとしているでしょう。この日は話をしたから動けましたが、日が経てば薄まっていくのは目に見えています。

私たち人間は、そう簡単には行動を変えられません。僕だってそうです。重々承知の上なので、少しずつ前へ進めば良いのです。

だから次回も、めげずに話をしていくつもりです。

でもどうしてか、僕がたまたま応援するチームの子らはすごく行動力があって変化に富んでいて、少し話しただけで取り組みがとても良くなります。

子らの良い性格と、顧問の先生のご教育の素晴らしさだと実感します。

▼チームづくりをみんなで考えよう

全3回にてマネージャーについて一緒に考えてみました。あなたも質問やお悩み、相談があれば、一人でモヤモヤせず話してくださいね。

微力ですが、前進のきっかけにできるよう精一杯受け止めてお答えします。匿名で構いませんので、どうぞ事務局へメールしてください。

今回も最後までお読み頂き、心から有難うございました。

(了)

バスケットボール上達塾:info@basketball-school.jp