【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.79「動きの良い人は足がとにかくたくさん動く」

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今日は細かい特定の動作から一旦離れて、ちょっと広い視点でプレイを向上させるための要素を考えてみたいと思います。

あなたの周りで、あの選手あのチームはよく動けているなぁと感心することってないでしょうか。

チームメイトでも試合会場で見たチームでも、あの身体が身軽に動いている人というのは、なにが優れているのでしょうか。

もしくはあなたも、以前に比べて年月を経て動きが素早く力強くなっていると思います。それはあなたのどこが良くなったのだと認識していますか?

ちょっとあえて抽象的に能力を見てみましょう。

▼チーム強化はスタミナが第一

ひとつ、とても明確な答えがあります。これは多くの人が教授できるものです。

いえ本当はすべての人と言っても構わないでしょう。それくらい言わば当たり前というか、基礎基盤であるものです。

チームづくりを進める上で、まず身体がよく動くこと、スタミナがあることは取り組みの第一段階です。

個人が自分の技量を磨く事と、チームが試合で勝つための強化をする事は、課題や方法がまったく別であることが実際です。

チームビルドではゲームに対応するための準備として、まずは体力づくりが絶対です。スタミナのない人はどれだけボールテクニックが高くても、途中でエネルギー切れしてしまいます。

▼その場ハーキーはすごく良い

では体力のある人は、何が優れているのでしょうか。動きが良いと言っているのは一体どこが良いのか。

それは「脚・足 ―あしー」です

体力があって縦横無尽に走り回れる人は、とにかく足がよく動きます。つまりその訓練をしている、ということです。

これを難しく考えることを今日はしないで、ごく単純に何をすれば良いかを探してみましょう。

足を素早く動かす訓練をしてみてください。どんなことが思い浮かびますか?

ハーキー、ラダー、ももあげ・・・そうですそのようなことです。

まずバタバタと、ひたすら足を全力で動かしてみましょう。練習方法なんて何でも構いません。その場のハーキーで充分です。毎日トレーニングしていくと、少しずつ速くなっていきます。

その場じゃ意味がないよ!と思う人もいるでしょう。

でも大丈夫、コートを躍動するために必要な運動要素は足がたくさん動くことですので、まずそれをできるようにしてください。

その場であっても足の運びを速く強くやれるようになることが、揺るぎない脚力となります。それが土台です。

▼走り込んでもムダ

よくスリーメンを何十本も行ったり、学校の周りを走る人を見ます。スタミナをつける意図があるのだと思いますが、必ずしも走り込めば足が動くようになるものでもありません。

実際に、いつも重そうな足の運びで苦しそうに走っている選手を何人も見ます。これは走り込みが足の素早さに寄与する方法にはなっていないからです。この先頑張り続けても、足の動きはおそらく良くなりません。

走っていれば足が動くようになる、わけでは無いということを知ってください。

▼必要なのは上下動

足の運びを鍛えるコツは「足踏み」を覚えることです。

上げて下げる動きを行ってください。だからこそ先ほど言ったハーキーやラダーなのです。

この力をしっかり鍛えてられている選手は、ゲームでの地盤が50%は出来上がっています。持久力や素早さでの不安が少なくなりますので、高度な課題へ取り組みを進めることができますね。

足がよく動くと、なにより自分自身がプレイをしていて楽しいです。コート中が自分の手の中に入り、またラリーをコントロールすることもできるのです。

もしあなたがまだ足の運びに強さが足らないと思うならば、どうぞ逞しい足踏みを手に入れてください。断言して、世界が別のものに変わります。

それでは参考材料として、いくつか動画を見て頂きましょう。大量のデータから、古い動画も含めて良さそうなものを探してきました。

(動画1)

(動画2)

(動画3)

(動画4)

(動画5)

(動画6)

大盤振る舞いして6つも載せてしまいましたが、素晴らしいものは多くの人に見てもらうべきだと思うので、いつもより多くピックアップしています。

どんどん活用してくださいね。

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(了)

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