【バスケ】ディフェンスの動き方を習得!クロスステップを上手く使おう。
ボール運びに対するディフェンスについて、「足は速いのについていけない選手」や「足の運び方を上手く教えられない」というような悩みを抱えていませんか。
できれば、相手を前に進ませずになるべく時間をかけさせたいですよね。
実は、動く方向をハッキリ示してあげることと、足を止めないで動かし続けることで抜かれる回数を格段に減らすことができます。
今回は、ボール運びに対するディフェンスの動き方をご紹介したいと思います。
■ マンツーマンの推奨
ご存じのとおり、2019年より15歳以下ではマンツーマン基準規則が運用されました。
つまり、小学生・中学生ではゾーンディフェンスが認められないということです。
これにより、JBAでは個の能力の向上とオールラウンダーを育て、世界に通用するプレーヤーを育成することに力を入れています。
つまり、小中学生ではこれと言ってポジションは関係なく、どんなプレーもやれる必要があるのです。
となると、背の高い大きな身体の選手がポストプレーに固執する必要はなく、逆に小さい選手がボール運びをしなければならないこともありません。
背の高い選手も低い選手も、バックコートからの長い距離のドリブルについていけたら、チームディフェンスが大きく変わると思いませんか?
■ ボール運びに対するディフェンスの足運び
ディフェンスの基本的な足運びを、段階を追って順に身体に覚えこませます。
筆者の指導するミニバスチームで実際に行ってみたフットワークです。
1.サイドラインと平行にサイドステップで進む
ゆっくりでいいのでカニさん歩きで真横に進み、踏み出した幅だけ追い足を戻して足同士がくっつかないようにする
2.体の向きをそのまま斜め45度に変えてサイドステップ(横に進む)
※ここが重要です!あくまでも身体の向きだけを変えて横に進みます
高校や大学の選手が行っている、斜めに進むサイドステップを小学生にさせると、足を斜め後ろに下げてしまいます。
つまり、斜めのバックランをしている感じになります。
3.クロスステップジグザグ
コーンなどを立ててジグザグのコースを作り、目的のポイントを決めてそこまでクロスステップで走る
※ハーフスピードでOK
4.サイドステップ~クロスステップ
サイドステップから始めて、半分でクロスステップに変え、コーンで方向転換し、サイドステップ~クロスステップを繰り返す
5.クロスステップ~サイドステップ
クロスステップから始めて、半分でサイドステップに変え、コーンで方向転換し、クロスステップ~サイドステップを繰り返す
各ステップの切り替えや方向転換時に、足が止まってしまわないよう、スムーズに行うことを注意して行ってください。
足の運びが分からなくなる選手には「横へ横へ」と声をかけてあげてください。
■ 1対1形式(オールコート/ハーフスピード)
足運びが理解できたら、次は対人形式で行います。
初めは、ドリブルなしで行います。(ドリブルする側の手にボールを持つ)
- オフェンス側は、4割~5割くらいのスピードで進みます。実際にドリブルで破るイメージをして動きます。
- ディフェンスは、オフェンスをなるべく前に進ませないように「横へ横へ」を意識してステップをしましょう。
サイドステップで遅れるときは、クロスステップを有効に使っていきます。
徐々にスピードを上げて、それぞれのチームレベルや選手レベルに合わせて行ってください。
■ 1対1形式(オールコート/フルスピード)
いよいよゲームライクの1対1を行います。
コートの縦半分で行うのがオススメです。理由は、
①ディフェンスの成功体験を積むため
②オフェンスの抜く技術を向上させるため
です。
ディフェンスのフットワークや足運びの練習ですので、「横へ横へ」を意識して前に進ませないことを重点に行いましょう。
■ まとめ
筆者が実際に体験したミニバス女子の『サイドステップができない』選手に向けたフットワークから1対1までの練習をご紹介しました。
「斜めに進む」ことがピンとこない選手が存在し、少しずつ理解できるように行ってみた練習メニューです。
注意点は、
- 動く方向をハッキリ示してあげること(へ)
- 足を止めないで動かし続けることで、切り替えをスムーズに行うこと
段階を追って順にステップアップしていくことで、身体で覚えることができます。
いかがでしたでしょうか?
足の運び方からクロスステップとサイドステップの組み合わせ、ゲームライクの1対1まで、ぜひ練習や指導の参考にしてみてください。
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