【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.43
あなたはウエイト・トレーニングをするときに、メニューを部分で考えますか、それとも全体で考えますか。
筋肉へ刺激を入れるために、その一つ一つに集中して鍛えたいという人はいるでしょうか。きっと體を大きくする、筋肉を太くすることを狙う人は、一部位を追い込む方法でトレーニングしていると思います。
ウエイト・トレーニング自体が「筋肉を強く太くする」という色合いが濃いので、多くの場合は部分で取り組んでいるのではないでしょうか。
胸を鍛えるベンチ・プレス、肩を鍛えるバック・プレス、脚を鍛えるスクワット、背部を鍛えるデッド・リフト、二の腕を鍛えるアーム・カール、ふくらはぎを鍛えるカーフ・レイズというように。
いわゆる“筋トレ”は、単一の筋肉を刺激する方法が一般的だと思います。
しかし私たちスポーツ競技の世界にいる者は、筋肉の見た目や単なる太さ強さをつくるために體づくりを行っていません。
競技成績を上げるために自らの運動技能を発達させようとしているのであり、筋肉を作ることそのものが主たる目的ではないのです。
では體の運動的能力を伸ばそうとしたときにはどのようなトレーニングになるかと問えば、必然的に「全身で運動課題に挑戦するような方法での鍛え方」となるわけです。
私は選手たちに教えるものとして、できるだけ體全部を使って動きをとるような方法を考えて提示しています。腕を鍛える際に背中のサポートを導入し、肩のトレーニングでも脚や腰を使うようなものにしています。
全体動作の中で作用する一部位という自然な捉え方です。
さて今回はウエイト・トレーニングで最も基本的な「スクワット」について、少し深めてみたいと思います。
スクワットと言えば「脚を鍛えるもの」と誰しも位置づけています。肩にバーベルを載せて負荷を掛け、しゃがむ→立つを繰り返します。脚の曲げ伸ばしの力をつけるものですから、スクワットは脚を鍛えるトレーニングで間違いありません。
そこに一つ、背中のエッセンスを加えてみましょう。
運動をするときに背中や腰が潰れて丸くなる、もしくはグラグラ揺れていれば、プレイは当然乱れます。安定を欠きますからミスも増えるでしょう。
であればスクワットで脚を鍛える場合にも、脚だけに気を取られてしまって果たして良いでしょうか。
上半身の体勢を力強く真っ直ぐ伸びるように意識すると、背中と脚が一つの動作として繋がります。背骨がしっかり柱として安定することで、腕や脚の動作も漲ります。
スクワットが脚を鍛えるだけのものではなく、全身でポンプの動き例えばジャンプ動作を上達させる良い訓練となるのです。
動画は背中を意識したスクワットをしているところです。
あえて前にバーベルを載せて、背中を頑張らなくては成立しない方法にしてみました。腕が下がるとバーベルが落ちてしまいますから、否が応でも上げるしかありません。そのときに背中を伸ばさないと腕は上がりづらいので、背中のつくりは大前提となります。
これは割と誰でも行いやすく効果的な方法と言えます。行ってみるときっと、脚よりも背中をつくることの方が大変だと実感できると思います。
運動技能に直結したウエイト・トレーニングをするためには、このように體全体でバーベルを持ち上げたり下ろしたりするべきです。筋肉の太さだけを作っても運動能力は向上しません。筋出力が上がるだけです。もっと言えば、プレイの中で出力を上げるのにも、本当は技術が必要ですね。
だから筋トレには“技”の要素が必須です。
トレーニングは部位別ではなく全身で考えましょう。
何人かの選手を載せておきますので、どうぞご自身の発想に活かされてください。
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