【梅原トレーナーのからだづくり哲学】ある進学校の自立への歩み その4

スキルアップ チーム作り トレーニング メンタル 指導法 指導者 梅原淳 育成法

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【梅原トレーナーのからだづくり哲学】ある進学校の自立への歩み その3

 

(承前)

自分で自分を伸ばすことを知らないし出来ない子どもたちは、観察したり調べたり感じ取ったりする自助努力を術に持たない。

彼らに練習をつくる役を担ってもらったが、やる事と言ったら元気な声を出し、前後左右に整って並び、キレの良い挨拶をしてと、唯々雰囲気を盛り上げ見た目の立派さを強調するばかりだ。

選手たちの自由に任せて好きにさせていると、いつまでもムード先行(というより一色)でそこから一皮剥けて中身が詰まっていきそうには到底思えなかった。

私は選手自身の課題である「自分の成長のために自分が全力で頑張る」ことをコーチが代行してあげるお節介をしないと、少なからず彼らに関してはそう決めた。

だからそれを再開することはしない。チームづくりにおいてそれは手っ取り早いが、子どもの人間的成長が部活動および私の仕事のド真ん中のテーマである。

▼根気比べ

コーチとして外から何ができるか、なんと言えるか。実際にできることは少ない。具体的にはただ辛抱強く「考えよう」と言い続けるしかない。

選手は話を聞いているようでいて、実際は自分から耳を傾けていない。デモンストレーションを見せてもただ眺めているだけで、自分から観察することをしていない。実技をする際にも體と話し合ってはなく、良いも悪いもまったく気にしていない。

自分で創作することをしていないから、何も実るものがない。彼らの練習とは数こなしだ。

それを都度、オブラートに包まず率直に言うほかに方法はなかった。

やっているようで実はやっていなかったということも十分にあり得るのだから、これでよしと思い込まず自らへ問い続ける姿勢が必要になる。

できている気になっていないか、もっと良い方法はないのか、この考え方は正しいのか、何事も常に自問自答をすることで人は自分を鍛えていける。

その感性に気づくことですら、他人が導くのではなく本人が自分の力でやってのけなくては実は付かない。

根気強く、諦めず、できるようになるまで働きかけることが、私にできる唯一つの方法だろう。

▼安易な雰囲気づくり

雰囲気をつくることは実は簡単だ。

日本人だからわざとらしく外に元気さを表現することを苦手とする人もいて、照れたり恥ずかしがったりする傾向はあるが、それさえクリアすれば誰にでもできる。なおのことチームであれば一人じゃないから克服することは容易い。

そして振る舞っていると本当に気分が上がってくる。心の調子というのはある程度まで自分で作ることができるということだ。

だが簡単であるがゆえに人は陥る。楽にできることは誰でもするし、それでもう良いとも思ってしまう。そこが危ういのだ

そこだけつくって何か自分は努力できている、やるべきことをやっていると完遂してしまう傾向を人間は持っていないだろうか。その油断に自ら気づかねばならない

彼らは盛り上げることの努力だけで満足している。簡単にやれることだから。

▼たった一つ手綱を握ったもの

このまま雰囲気づくりだけに終始する様子を黙って傍観し続けてしまえば、どんどん可笑しな方向へ進んでいくように思えた。ただのお祭り騒ぎに落ちてしまう可能性もある。

やり過ぎればいわゆるハイになって自分を冷静に見られなくなってしまうから、その前に止めるしかない。

私は選手の先導、道案内はしない。差し金を使って彼らの手足を動かすことは決してしないが、発展的思考を失わないようにすることはコーチの大事な役割だとも考えた。

彼らが逸れるたびに手綱を強く引き、考えるトレーニングを実践させて少しずつ一歩ずつ、地道に感性を養っていく訓練をしていった。

▼どんなことか

聞けば誰でもありきたりに思うようなことをひたすら問い続けていく、そんな繰り返しの日々にしかならない。

特別な魔法はない。

日常的によくある事だからこそ、あえて書いてみたいと思う。

さらに次号へ続けたい。

 

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