【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.39

スキルアップ トレーニング 動画 指導法 指導者 梅原淳 練習メニュー 育成法

4月の初め頃、和歌山県の高校にお邪魔しました。年に一度か二度、體づくりの講習会を行なっています。

今回は顧問の先生から「股関節のトレーニングを確認したい」と、具体的なテーマを頂きました。ここのチームの先生は勉強家で、物事を見る洞察力に長けた方です。

さて3時間ほどの中で、初めは日頃のトレーニングの様子を目で追いながら修正等していこうと思ったのですが、選手たちの性格などを考えプランを変えることにしました。

場当たり的な練習ドリルの補填・補強よりも、一から勉強という作りで持っていった方がその後の取組みに活かせると思い、私からどんどん課題を提示していきました。

股関節のトレーニングと言っても、ただ練習ドリルを紹介することはしません。運動技術、運動能力にどう繋げられるかに真のテーマがあります。

私は選手たちにズバリ「股割りがしっかりできるかどうかが勝負」と伝えました。

この股割りで獲得したいのが、①股関節の開き、それから②腰の入りです。これをバスケットボールにおける様々なシチュエーションを示して説明していきました。

もちろんバスケットボールのみならず、運動技術として高度なパフォーマンスをおこなうために必要なテーマですから、全ての競技に通じます。

まず私が強調したのは②でした。よく「腰の入った力強い踏ん張り」などと言いますが、これはどういったものでしょうか。

骨盤の前傾を作るのですが、大体の人がそこに意識を向けたこともなく、周辺筋肉が硬くなっています。

骨盤ローテーションと言って、腰をクネクネと振るような動作をします。あなたは中腰姿勢で骨盤を前傾後傾と動かせますか?腰の反る動作と丸める動作を繰り返してみてください。

これが何に繋がるのか。これはとても、とても重要です。運動の核とも言えます。

あなたはスクワットつまり腰を落として構え踏ん張りを作ったとき、體のどこに力を入れて支えるでしょうか。

構えというのは基本中の基本で、動き出す前のエネルギーを貯めた状態です。全ての動作の最初にくるわけですから、ここ如何でそのあとのパフォーマンスが決まります。

先ほど「腰の入った構え」と言いました。あなたにとってのそれはどのような体勢ですか?

構えたときに、骨盤角度が前傾してお尻が少し後ろへ突き出た体勢を取れるようにしてください。背中は滑り台のように、やや曲線の反りを作ります。

このときに唯一つ、確実にマスターすべき体感覚が「鼠蹊部(そけいぶ)のしぼり」です。上述した体勢は腰や背中を直接反るのではなく、體の前側、股関節前面「鼠蹊部」をギュッとしめて踏ん張りを作ります。

私は表現する際に、しぼるとかはさむ、しめるなどという言葉を使います。私なりの使い方ですのであなたの表現は違っていても構いません。體の感覚が伝わる事が必要です。

ここにしぼりを作れることで、全身を力強く固定つまり踏ん張ることができ、それが動きのキレやコンタクトの強さ、さらには足運びの速さにまで発展していきます。

じつは①と②は別のことではなく、ダイレクトに繋がっている要素です。骨盤をクネクネと柔らかく動かすためには股関節の柔らかさ、股が割れる股が広がる能力が必要となります。

陸上競技などでも股関節をものすごく強調しますが、なぜそれが必要なのかここで繋がります。単に走るストライドを大きくするためではありません。

この鼠蹊部の感覚とコート上での様々なプレイが、その後の私の話で重なっていきました。あのプレイでよく失敗する、このプレイをもっと上手く強く行いたい、そんなことを解決するためにトレーニングがあります。

コンタクトの強さ、DFを振り切るステップワークの素早さ、鋭いストップからのジャンプシュート、チームの課題となっていることが股割りトレーニングから作られていきます。

取り組んだ内容は集約されていましたが、あっという間の3時間でした。

今回、先生から依頼を受けたテーマは股関節のトレーニングですが、スポーツパフォーマンスへと繋げるために広い視点から観察し、その成り立ちを紐解いていく講習会と致しました。

1のことから10を知るのが私たちの運営するPRO-ATHLETEのトレーニングです。

鼠蹊部のしぼりを作れるようになること、そのためにも股関節を柔軟にするトレーニングが必要であること、それを踏まえてスクワットを行えば着実にその成果があり、動作習得のフットワークやバスケットボールでの練習も実らせることができる、ということです。

このチームではこれまで、バスケットボールの競技力を上げるために沢山の動きづくり、體の使い方の訓練を行ってきました。筋肉や関節に働きかける私流の體づくりも教えています。

それらが真に実ることに繋がるきっかけを、今回の講習で取り組めたと思います。やはり先生からの素晴らしい要望であったということです。

筋骨隆々の肉体を作ることがトレーニングではありません。マッチョになってもバスケットボールスキルは上達しません。運動技能を直接伸ばすトレーニングが、これからの時代に普及することを願います。

私たちは目立つことなく、ささやかに貢献していきたいと思います。

 

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