【梅原トレーナーのからだづくり哲学】いまこそ「キャプテン」を考えよう その3

スキルアップ チーム作り メンタル 指導法 指導者 梅原淳 育成法


キャプテンという存在は、休み時間にコーチの指示を聞きに来る、エールで発声を仕切る、練習ドリルの合図を出す、組み合わせ会議でくじを引く、そのようなことが本質なのだろうか。

こんなことは誰にでもできる。それがキャプテンじゃないとチームの士気は下がるのか。なにかチームワークが乱れ、選手同士の仲がぎくしゃくして人間関係に摩擦が生じることにでもなるというのか。

もちろんそんなことには決してならない。

練習で声を出すのは誰でも構わないし、エールをするのだってより声の張れるムードメーカーのほうが適任かもしれない。練習中の合図・号令にしても、それがないと各々自主的には動けないなんてことは絶対にない。

チームにおいてキャプテンたる所以は、断じてそんなところには無いはずである。

▽キャプテンという慣習

コーチはどのようにキャプテンという存在を捉え、また本人も自分がキャプテンであるということの意味をなんと心得ているだろう。

キャプテンという立ち位置に意味がなく、昔からの慣習的な「チームというものにはキャプテンと名の付く者が必ずいるから」という理由で立てているだけならば、技術力の一番高い者がキャプテンになるのも理解できる。

私はまるで違う考えであるが、その決め方になる経緯についてはやや納得できる。つまりキャプテンに何の意義も見出せていないということだ。

それはまずチームの指導者・監督者に一番大きな欠落があり、次いでキャプテン本人も自分が引き受けた立場の重さを理解できていない。キャプテンとは責任であり仕事であって、名ばかりの地位などでは決してないことを知るべきだ。

連絡係や音頭取り、かけ声などは仕事でも何でもない。本当の価値を発揮せずに、それっぽく演じているだけのチームがたくさんある。なんと勿体ないことか。

キャプテンという存在がなぜ必要で、それに何を託すのかをじっくり考えてみたい。一つの重要な指標として、キャプテンがどうやって決まっていくのか、現場で起きている生の情報をお伝えしよう。

▽選手自らキャプテンを決める

私が見ている指導現場において、キャプテン決定は選手間による話し合いとコーチ指名とがあるようだ。教育的配慮からか、選手同士で決めさせているチームが多い。

選手たちで決めさせるときに期待すること懸念することを考えてみたい。

自分たちの活動におけるまとめ役としての立場なのだから、当事者で決定することは正しい。関係性を知らない外の人間に決められて、不満を抱いたり内紛が起きたりするのではどうしようもない。

自分たちで相談して決めれば、そのような可能性は少なからず低く抑えることができる。皆の意見をまとめたのだから、あとから文句が出ることはないだろう。この方法を採用しているチームが多いのも頷ける。

しかしそれだから故に、キャプテンという存在を正しくかつ尊く受け止めていないと、責任逃れの押し付け合戦が始まってしまう。

連絡係や号令係としか捉えていないとしたら、性格の優しい者とか人当たりの良い者が適任となる。もしくはエースがキャプテンも兼任することになるだろう。キャプテンなど特別な役割ではなく、クラスの日直のように考えているからだ。することは雑用だから誰だって良い。

▽皆が避ける役回り

となると、お互いが「自分はしたくない」となる。当たり前だ、雑用的なことは誰だって避けたいと思ってしまう。キャプテンという存在の価値が低いと、そのような押し付け合いで決まったキャプテンが就任することになる。

よく考えれば毎日先生のところへ行き用事を聞いて、練習での合図やエールの音頭をとって、組み合わせ会議に行って、そんな役回りは面倒な仕事とも言える。

誰もやりたくない雑用をさせられる“貧乏くじ”がキャプテンという存在だとしたら、誰がそれを力強くエネルギーをもって行おうとするだろうか。

責任の押し付け合いで決まったキャプテンなど、ひとかけらの価値もない。雑用をするだけのことがキャプテンなら、チームづくりには一切必要ない。

(さらに次号へ)

 

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