【片岡編集長のレポート】 3men Automatic 5

オフェンス シュート スキルアップ ドリブル パス 動画 戦術 片岡 秀一 練習法

前回は、FIBA U18 Asian Championship 2018での日本対オーストラリアでの、オーストラリア代表チームのDFシステムを紹介しました。

何といっても、サイズやスピードのギャップが誕生する反面、スペースやローテーションが発生しない事が利点です。
JXの11連覇で終えたWJBLファイナルでも、三菱電機のBall screenに対し、スイッチDFで応戦。三菱のG/F対渡嘉敷(C)選手、三菱のPF/C対宮澤(基本的にはF)選手という構図が数多く生まれました。

三菱電機も巧みなアタックからシュートを決めましたが、終わってみればブロックは両試合を通じて10個ほど。
シュート確率でも相手チームよりも優位に立ちました。

今回は、U18男子代表、及び、U19代表チームを事例に具体的な攻略事例を考えていきます。

◇遂行する戦術の意思統一

 私は、スイッチで対応された際、チームとして遂行する戦術を明確にしておく。スペーシングを含めた意思統一が必要であると考えています。
戸惑い、意思統一やスペーシングが曖昧なまま、ライブターンオーバーになってしまう事が最も悪であると考えています。

上記の両代表チームは非常に明確な攻略法で挑んでいました。

 

①ドライブに強みのある選手のドライブ。

*ペイントエリアにカッティングはせず、広いスペースを確保

・特に、PG河村選手がスイッチをされた際にはアタックする意識が明確でした。
本人も、そしてチームも理解していた為、スペースを確保して1対1への対応の準備をしています。

・特に、DFにとって選択肢を絞りにくいトップからの1対1をチョイスするケースが目立ちました。
*このタイミングで、他の選手はフレアスクリーンなどでチャンスは狙いますが、トップの位置は広げています。

②プルアップジャンプシュートを狙う
*試合前にも、その事を明確にしておく。

・U19ワールドカップで対戦をしたスペイン代表は、ショットクロックが10秒以下のPnRではスイッチで対応するケースが多いチームでした。
日本代表は、西田選手対相手チームCになった際、シュート力に自信のある西田選手にプルアップ(ドリブルからの3Pシュート)を積極的に狙わせることをチーム内に統一していたと思います。

本人、及び、周りの選手にも、そこに対して明確な共通理解があるように見受けられました。
また、シュートのスペースを作る際には、横のズレではなく、縦のスペースの駆け引きを使ってシュートを打っていたケースも目立ちました。
その為、スイッチしたことを確認すると、一度大きく後ろに下がり、仕切り直しをするような形で3Pシュートを狙っています。
個々の部分が曖昧だと、ただ慌ててシュートをする事になります。
当然、決定率も下がるでしょう。

 

<まとめ>

大会に挑む前段階、ワールドカップの対戦国の特徴を伝達する講習会にて、既にロイブル氏はスペインがPnRに対してスイッチする傾向がある事を把握していました。
このようなプルアップシュートを打つに際し、試合の1、2日前に戦術を決めるのではなく、対戦が決まり、分析をする中で、既に強化合宿での練習カリキュラムなどにも加えていたのではないかと思います。

 行っている事はシンプルですが、そこに至るまでは、戦略的な練習計画が必要です。
プロであれば、求める技術を持っている選手を獲得すれば問題解決にはなりますが、多くの場合、自チームの選手を育てる必要がある事でしょう。
チームにとって必要となるファンダメンタルの特定と、それを鍛錬するカリキュラムの構築も重要な要因になるはずです。

 

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