【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 トレーニングレポート No.139「ボックスアウト」
こんにちは、梅原淳です。
今日はボックスアウトの動画を集めてみました。
これらを見て、なにか特徴的なものに気づきませんか。ボックスアウトの動作で大半に見受けられるぎこちない様子の典型と言えるものです。
いわゆる「あるある」というやつですけども、ぶつかり合いが一度で終わらず二度三度と繰り返されている様子が映っていると思います。
肩や背中でバン!バン!バン!と体当たりが繰り返されていますよね。
これは実際の場面では起こらないものです。シールという技術は相手のからだを自らのからだで遮るもので、ドンとぶつかる行為ではありません。
場所を占拠して遮るか、からだを密着させて遮るか、相手を行動しづらくさせるための積極的防御であり、シールの技量が高い選手ほどオフェンスもディフェンスも大きく優位な立場をつくることができます。
ボックスアウトというと、どうしても受け身な印象を持ってしまうために、コンタクトに「耐える」「我慢する」という感じのプレイになりがちです。
でも実際は、リバウンドルーズの奪い合いをしていますよね。どちらが浮いたボールを取るかと競っている場面なのであって、押し退け掻き分けのせめぎ合いです。
プレイ中に敵をからだで抑え込むならば、当たってくる相手を待つのではなく、積極的にへばりついてからだを寄せ、手足も絡ませるのが効果的です。
その場合に、一度くっついたらば決してそれを緩めてはいけません。磁石のようにして密着しましょう。
何度も体当たりを繰り返すのは、まったく抑え込めていない証拠です。それはバスケットボール的なコンタクトにはなっていません。
あくまで私の経験上ではありますが、これらの動作を行うと必ずほとんどの選手がこのような格好になるので、いつもシールの基本からレッスンします。
スタートラインが手前過ぎるとゴールや完成にも多くの時間が掛かりますし、読者のあなたにはぜひ予め知ってもらって、ご自身でしっかり技術を掴んでもらえたら伸びも早いと思い、レポートにしました。
もしお気づきの点があれば、どうぞ参考にしてください。
心から応援しています。
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