勝負を分ける3つのシューティング①~コンディショニングシューティング編~
前回、シューティングを反復練習する理由とその方法について解説しました。バスケ|シュートは反復練習が大事!
シューティングといっても、
- ノーマークで行うの
- パスキャッチから
- ドリブルキャッチから
- 動きの有り無し
など、様々なパターンがあります。
むやみやたらと本数を多く打っていても試合で活きるシュートにはなりません。
中学、高校の3年間や大学4年間の中で、バスケに取り組める時間、その中で体育館を自由に使える時間、シュート練習を行える時間は非常に限られています。
その時間の中でシュート確率を上げるためには、不必要なことは省いて効率的に行い、試合で結果を残すためのアプローチを行うことが大切です。
今シリーズでは、シューティングを大きく3つに分類し、それぞれについて解説します。
コンディショニングシューティングとは
今回ご紹介する「コンディショニングシューティング」は、全ての基礎となるシューティングです。
- 肘や手首の使い方
- 肩の力の抜き方
- シュートに持っていくまでの動作
- スムーズなディップ
など、過程を含めたシュートフォームを固めることを行うのがコンディショニングシューティングです。
コンディショニングシューティングを行うメリット
コンディショニングシューティングを行うメリットは、自身にあったシュート動作を見つけて確立することです。
どんなシュートの時も変わらないシュートフォームで打つことで、確率を安定させ入る条件(手首の向きや下半身の使い方など)を身体に染み込ませることを目指します。
分かりやすいのはフリースローですが、理論的には「入ったシュート」と全く同じ距離、角度、全く同じ打ち方をすれば、そのシュートは入ります。
実際は、ディフェンスのプレッシャーやパスを受けることによるズレなどが生じるため、全く同じシュートを打つことはほぼできません。
それに近しいシュートを毎回打てることができれば得点力の大幅な向上が見込めます。
コンディショニングシューティング〜練習方法〜
次にコンディショニングシューティングの具体的な方法をご紹介します。
ディップ動作
シュート確率を大きく左右する原因の1つに「ディップ」が挙げられます。
胸や顔の前でパスを受けた場合、距離によってはそのままシュートを打つこともできます。
どの距離でもそのようにシュートを打つことができれば理想ですが、3ポイントを打つときや勢いをつけたいときには腰回りへと一度ボールを落とします。
この動作をディップと言います。
「一度低い位置へ落としたボールをもう一度頭上へ動かす」というボールハンドリングがスムーズに行えなければ、シュートリリースにも悪影響を与えます。
ディップ動作からシュートセットするまでの練習を繰り返し行いましょう。
片手シューティング
実際はボールを支えるために逆手も使われますが、リリースの際にメインとなるのは利き手です。
その利き手のみでボールを持ち、セットポジションからリリースをしましょう。
- 手首
- 肘
- 肩の使い方
- 下半身の力の使い方
などを一つずつ意識することが大切です。
近い距離から3ポイントまで、段階を踏んで行うこの練習は、試合前のアップとしても有効です。
シャドーシューティング
シュートの際に動かすのは「ボール」と「身体」です。
その身体の動きを冷静に観察するためにボールを持たずにシュートを打つ動作を行うシャドーシューティングも有効です。
鏡の前で自身の動作を確認しながら行うか、動画などで映像を後から確認し、自身の理想するイメージと実際の動きにズレがないか確認しましょう。
このシャドーシューティングでのシュートフォームが染み付いたら、普通のシューティングを行いましょう。
ボールハンドリングにのみ集中してシュートを行えることで、確率の向上が見込めます。
おわりに
今回は、コンディショニングシューティングの考え方と、その練習方法について解説しました。
シュートの確率を上げるためには、まずノーマークで入るフォームで打つことが重要です。そのフォームを作るためには、自身の
- ボールの動かし方
- 身体の動かし方
などを正確に理解し、入るフォームを毎回作ることが大切です。
また、コンディショニングシューティングは試合前のアップで行うことで試合でのシュート確率の向上が見込めることも魅力です。
次回は、心肺機能や疲労に注目したシューティングについてご紹介します。
いつもブログ記事を読んでいただき、ありがとうございます。バスケットボール上達塾では、バスケットボール上達のためにブログやSNSで情報発信をしています。また、バスケットボール上達のためのDVD教材の販売も行っております。バスケットボールに関するご質問やお問い合わせ、ブログ記事に対するコメントなどがありましたら、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
メールアドレス:info@basketball-school.jp
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら