【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.106「ドライブの突破力をあげる秘策」
こんにちは、梅原淳です。
今回はドライブについての話題で、先日おこなったトレーニングの動画をさっそく公開しようと思います。
私のトレーニングではディフェンスへのアプローチが多く、オフェンス編の動画解説はまだ限られたものだけです。
とは言っても、運動においてはディフェンスもオフェンスも関係なく、その状況でいかに巧く動くかということですから、一から十を知ることは可能です。
そのなかで今回は明確に「ドライブ」のパフォーマンスに焦点を当てて、鋭く強力な突破力を習得することを課題にトレーニングしました。
他にも練習しているポイントはありますが、この動画では「ボールミート」をうまく使って素早いドライブをつくり出す方法について練習しています。
以前のレポートで、良いパフォーマンスをつくるためにはそれを妨げている原因を探るのが良いと、話したことがあります。
鋭いドライブを決めたいが、どれだけ頑張って床を蹴っても頭から突っ込んでも、これ以上パワーが上がらないという選手はどのくらいいるでしょうか?
どうぞ諦めないで、パスを受けるところに目を向けてみましょう。パワーは必要ありません。
きっとほとんどの人は、ボールを受けてから一対一のモードに入ると思います。もっと言えば、パスをもらって正面を向いてからが、オフェンスのスタートです。
つまり止まった状態から飛び出すことになりますが、勢いや反動を味方につけるとその出力はグンと上がりますので、正面に振り向いてから一対一を仕掛けるのではなくて、パスを受けるところから一対一を開始します。
受けてから、ではなく「受けるところから」というのがポイントです。
パスされて飛んできたボールを、できるだけそのまま活かしてドライブをスタートします。
そのために、まずボールを掴む行為と走り出す行為を短い接続で行う練習をしてみました。
短くカットした動画を見てみましょう。
ボールは強くパスされたものではないため、すべて本人のタイミングですが、これも訓練の甲斐あってのスピードです。チャレンジしてみると難しいのがスグ分かります。
はじめは必ず、脳の意識が「ボールを掴む」ことに集中し、その後で「走る」ことに切り替わります。
順番になるので二段階動作となります。
それをひとつにまとめて、二つを同時に行うためにはどこかのタイミングを重ねることが必要になります。
当然そこは走り出しの「一歩目」と「ボールを掴む」ことのふたつで、感覚としては先に走り出すつもりで動くと、ちょうど同時に近くなるでしょう。
ここではドリブルはしていないので、実際はこの動作の第二段階としてキャッチとドリブルをうまく接続させる練習が必要です。
その動画が撮れましたら、また公開しますのでどうぞお楽しみに。
では最後に少し長い動画をアップ致しますので、どうぞ活用してください。
それでは今日はここまで!
これからも全力で応援しています☆
(了)
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