【バスケ】ノールックパスに必要な力とは?
観客が声をあげて湧くプレーというのはたくさんあります。
- バスケットカウント
- 3ポイント
- ダンク
- ド派手なブロック
ですが、ノールックパスも間違いなくトップレベルに歓声のあがるプレーです。
また、技術としても非常に有効なノールックパス、今回はそれに必要な能力や考え方について解説します。
ノールックパスを出すための考え方
ノールックパスを出すためにはいくつか意識しなければいけないことがあります。
視野の確保
ノールックパスを出すためには間接視野で周囲を把握する必要があります。
目線の向きや顔の向いている方向の中でぼやっと見える位置を間接者と言いますが、これをぼやっとでいいから適切に判断する必要があります。
- ディフェンスがいるか、
- 味方はパスを受けられる状態か、
そういった部分を認識すると実際に見ている方向とは違う場所にパスを出せるようになれます。
動きの予測
間接視野で見える位置にパスを出すことより難しく、更に相手にも気づかれないのが動きを予測してパスを出すことです。
- 最初に味方をちゃんと見て
- 数秒前に味方はどこにいて
- ディフェンスは何を守ろうとして
…というのをなんとなく把握していれば「ここにいるはず」でパスを出せるようになれます。
これは、ターンオーバーに繋がる可能性も高いですが、上手く扱えれば特に速攻やドライブからの合わせなどでアシストを量産できます
間接視野で周囲を見ることと、動きの予測を組み合わせてパスを出せれば、ほぼディフェンスには予測されず、味方のチャンスをクリエイトすることができます。
ノールックパスを出すために必要な能力
ノールックパスは普通のパスより大幅にハンドリングや狙った場所にパスを出す能力が求められます。
ハンドリング
正確にはハンドリングというよりもボール移動の上手さが問われます。
例えば、ノールックでもボールが完全にずっとそっちを向いていたら手は出されますし、読まれます。
パスを出す直前に、ボール移動もしくはそういった予備動作なしで瞬発的に正確に強いパスを出すことが必要です。
ボールの移動で明らかに読まれてしまうくらいならノールックにする意味がないので、体の使い方やボールの動かし方にも注意が必要です。
パスの正確性
しっかりと見ながらパスをしても、狭い場所や距離によっては良いパスを出すことが難しいです。
それを見ずにするとなるとかなり難しいです。
場合によっては速攻で完全にフリーの相手にパスをする場合もありますが、基本的にはディフェンスのスキを突くためのノールックパスなので、出しどころによってはかなり狭かったり、ディフェンスに触られたりする可能性が高いです。
そういった場所に的確なパスを出すためには、ボールを扱う能力に加えて考え方も重要です。
まずは自信をもつこと。
置いたパスだったり、迷いながら出したりすると相手もそれに反応しやすいので、結果ターンオーバーに繋がります。
そして、バウンドパスを出すこと。
例えば、「中の合わせをするふりをして外に展開する」などの場合は、バウンドではなくても良いですが、狭い空間やディフェンスの手が気になるときはスティールされにくいバウンドパスを出しましょう。
普通にパスをするよりもパス能力もハンドリング能力も必要とされるのがノールックパスです。ターンオーバーをしないために何が必要なのかを考えましょう、
おわりに
今回は、カッコ良くかつ効果的な…一度は憧れるような技「ノールックパス」について解説しました。
憧れる、ということはバスケの楽しみを感じながらプレーできるということです。
そういった根源的な欲求は上達と直結しているので、理想や憧れを叶えるために努力するというのが1番良い形の努力かもしれません。
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関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
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