【バスケ】得点力が高い選手がもっている力

オフェンス シュート スキルアップ 指導法 育成法 関野 日久

3P、ミドル、ロングレンジのシュート、ドライブからのレイアップや合わせのゴール下シュートなど、得点の方法は多くあります。

それら全てを多く打つ選手はいわゆるエース…チームのトップスコアラーのみで、それ以外のプレイヤーは得意なエリアやよくするプレーやチームでの役割からある程度シュートの本数は絞られます。

では、より多くのシュートを打ち、得点に多く絡むためにはどのような選手になれば良いのか、今回の記事は得点力について解説します。

エースだから得点力が高い、ではない

チームの中での役割は、個人での大きな成長がない限りなかなか変化しません。チームを作るにあたって、得点力の高い選手が多くボールを持ち、その選手にあったセットプレーをすることは必然です。

そうなると、より一層その選手の得点する機会は多くなり、逆に他の選手の得点は減っていくことが予想されます。また、エースという役割を与えられることによってオフェンスで様々な経験を積むことができ、試合中に他の選手よりも大きく成長するため、ますます得点力や総合的な力は伸びていきます。

このときに周囲の選手がロールプレイヤーで満足ならばそれで良いですが、自分ももっとボールを預けてもらえるエースプレイヤーになりたいのであれば、より高い意識をもちバスケに臨む必要があります。

与えられるオフェンスの機会やシュートの本数は少ないため、それを理由に「自身は得点が少ない」と考えるのではなく、現在の自分の力ではその2つをチームから与えてもらえない、ならば上手くなるしかない、というマインドを持ち練習に臨みましょう。

また、今試合で打っているシュートを確実に決めましょう。確率の高いシュートを打ち続ければチームから与えられる役割は大きくなります。

そうして、より多くのシュートを高確率で決めるようになれば得点力は上がり、エース格になることができます。

得点力=シュート力

「得点力を上げたい」と多くの人が考えることかと思いますが、では得点力とは何か何をしたら上がるのか、具体的に考える必要があります。

私が考える得点力とはシュート力です。シュート力といっても、特に中長距離のシュート力です。

ドライブやポストプレーなどは一見それらを必要としませんが、リングに近づく2つのプレーはディフェンスからすると守りやすいプレーです。2.3人カバーディフェンスに来ることも可能で、ゴール近くは守る意識が非常に高いエリアなのでブロックやタフショットになる可能性が高いです。

また、外のシュートがない選手は距離をとって守られるためドライブが得意でも止めやすくなってしまいます。

対して、中長距離のシュートは基本的にディフェンスは1人で守ることを強いられます。キャッチ&シュートはもちろん、ドライブからのプルアップやステップバックシュートなど、様々なシュートの打ち方があります。

NBAでも現在最も得点力が高いとされるジェームズ・ハーデンや2021年3月現在得点ランキングトップのブラッドリー・ビールなどは、そういったシュートが非常に得意で他のチームメイトと特別協力したプレーを使わずとも1人で点を取りきることができます。

また、そういった外のシュートが入るとディフェンスは距離を詰めることや、シュートのフェイクに引っかかることが増えてしまいます。そうなると今度はドライブが生きるようになり、ディフェンスは非常に守りにくくなります。

外のシュートが入ることは、オフェンスに連鎖的に良い影響をもたらすので特に重点的に鍛えるべき能力です。

おわりに

今回は得点力アップのために必要なことと、得点力とは何かについて解説しました。

バスケは点をとってなんぼのスポーツですし、多く点をとった選手がヒーローとされます。

チームの役割や試合の流れはありますが、自身が得点をもぎとりチームに勝利をもたらすヒーローになれるよう得点力アップを目指してください。

ご質問・お問い合わせについて
いつもブログ記事を読んでいただき、ありがとうございます。バスケットボール上達塾では、バスケットボール上達のためにブログやSNSで情報発信をしています。また、バスケットボール上達のためのDVD教材の販売も行っております。バスケットボールに関するご質問やお問い合わせ、ブログ記事に対するコメントなどがありましたら、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
メールアドレス:info@basketball-school.jp
この記事を書いた人関野 日久関野 日久(セキノ ハルク)
関西1部リーグの大学を卒業後、現在は実業団でプレーしながらプレイヤーとしてのレベルアップを目指しています。このブログでは、高校・大学・社会人、それぞれのカテゴリーでのトップレベルの選手とのプレーの中で自身が経験した、バスケ選手としての高みに行く方法を発信していきます。
持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら