【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.69「つま先ストップがダメな理由」
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本レポートにおいて、構えやストップの話は何度もしてきました。
腰を落とした床への踏ん張りをつくれることが、バスケットボール・スキルの向上に大きく貢献します。それ自体が一つの重要スキルと言えます。
先日も、力強いストップをつくることをテーマに練習をしていたのですが、特徴的な動きがありましたのでご紹介したいと思います。
二つの動画を見て頂きます。
ひとつめはストップの際につま先で接地している選手です。
動画1(IMG_3202)
構えを見れば大変上手で、良い止まり方ができていると大抵はそう捉えるのですが、もう少し目を凝らしてみましょう。
足がつま先になっています。なんだか突っ張るようにしてブレーキを掛けているように見えませんか?
足を突っ張って棒のようにして使い、その作用で勢いを止めています。
これは見た目と違い、股関節や腰回りには踏ん張りが利いていません。足先に力が入ってしまい、強張った止まり方になっています。
全体として前へ突っ込むような動きになってしまいますから、上半身がやや前のめりになります。
もし床やシューズが滑りやすい状態であれば、これはできません。
きちんとスクワットをして腰で踏ん張ることができると、次のようになります。
動画2(IMG_3199)
前へミートしても着地は下方向です。踵から接地していますね。しっかり股関節を折り曲げてそこで勢いを止めています。
これが本当に正しいストップモーションです。
足裏がつま先であるか踵であるかは大きな問題ではなくて、體のどこに力を入れて止まっているかが重要なことです。
もう一度、股関節の動きをトレーニングし直したいと思います。
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