【バスケ】1on1でかんたんに抜かれないための「3つ」の極意【ディフェンス】
今回は、1on1のディフェンスについて、お話させていただきます。
- 得点力がある選手を止められない…
- 対応できず、ファールをしてしまう…
私のもとにも「相手を止められない」という、相談は多く寄せられます。
しかし、初心者の方でも3つのポイントをおさえることで、1on1におけるディフェンス力を向上させることができます。
その3つが
- ポジショニング
- スタンス(姿勢)
- 方向付け
一つずつ解説していきます。
Point1 ポジショニング
例えば、相手選手とどのくらいの距離感で守るのか?
どちらのサイドにドリブルさせるように寄るのか?
「打たせないし抜かせない距離」が一番守りやすい距離としての理想といえます。
しかし相手に簡単に抜かれる選手は、この距離感を理解していない場合が非常に多いです。
基本として、腕一本分の距離(ワンアームディスタンス)の距離感で守ることで、ドライブやシュートの両方守ることができます。この距離感をまずは覚えてください。
自身の腕一本分の長さが相手のボールに触れるか触れないか程度の距離感を意識していただくとわかりやすいと思います。
ただ、腕一本分の距離でかんたんに抜かれる場合は、腕二本分の距離(ツーアームディスタンス)を取るなど、選手の現在のスキルによって指導をかえなければいけません。
Point2 スタンス(姿勢)
まず足の幅ですが、肩幅程度が理想です。
なぜなら、狭すぎても広すぎても素早く動くことができないからです。
まずは一歩目を素早く踏み出せる足幅を練習から掴んでください。
次に、パワーポジションを取れているかもスタンスには、大きく関係します。
腰を落とす深さの基準としては、鼻が相手の胸の高さにあるかどうかです。
抜かれてしまう選手の特徴として腰が高い選手が非常に多く見かけます。
腰が高いことで理想の足幅を見つけても、一歩目の反応が遅れて台無しになってしまいます。
この足幅と鼻の位置をポイントに指導してみてください。
Point3 方向付け
相手のフェイントに揺さぶりをかけられどちらのコースにも簡単に抜かれてしまうシーンを、多く見かけます。
バスケットボールは“一歩目”にどれだけ素早く反応できるか?
この一歩目の奪い合いを制することで、相手を止めることができます。
その時に指導しなければいけないのが「方向付け(ディレクション)」です。
ディフェンスはオフェンスの動きに合わせるため、どうしても後手になってしまいます。
そのためどちらのコースを守るということは到底難しいと言えます。
そのため、人数が少なく守りにくいサイド(ウィークサイド)ではなく、人数が多く守りやすいサイド(ストロングサイド)に相手を抜かせることで守り切れない場合でもヘルプディフェンスなどを用いて、チームで守ることができるのです。
その方向付けができれば、自然と一歩目の踏み出すタイミングや相手を止めるコースなどが身についてくるようになります。
まずは、ストロングサイドへドリブルさせる方向づけを指導してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ディフェンスは「がむしゃらにマークする」「脚力が尽きるまで」など、「精神論」で教えられるため、選手たちを上達させられないと言われます。
今回ご紹介した3つのポイントを選手に意識させるだけで、経験に関係なく1on1に強い選手を育てることができるようになります。
ぜひ、選手育成にご活用ください。
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