【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 トレーニングレポート No.102「速く走るためのワンポイント(後編)」

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳 練習法

こんにちは。今日は走りの苦手な人が「足を速くする方法」の後編です。参考:「速く走るためのワンポイント(前編)」

前編ではあなたの足が重くなっているから走りが遅くなり、重い原因として足に強く体重を乗せてしまっていることを指摘しました。

そこで後編として、走りの中で足に加重してしまう理由をアドバイスして、さらにそれを改善するヒントを解説したいと思います。

これは運動の超基本と言える走る動作ですから、あまり長くして退屈しないようにズバリお話します。

見るべきは床の捉え方

あなたは走り方を考えるとき、真っ先にどこに着目しますか?走ることと言えばポイントはどんなものでしょうか?

きっと脚の回転と答える人が多いだろうと思います。または後ろ脚を素早く引き付けて戻す、などもあるかもしれません。

あなたの脚が重いのは体重を乗せすぎているからですが、それは前脚です。前脚では何を行いますか?

そう地面を蹴りますね。

ではそれはもう少し具体的に言うと、どのように蹴りますか?

ここに答えがあります。

脚に体重を乗せている人は決まって、「地面に足が着いてから押す」という動きになっています。

足の裏が地面を捉えたあとにグッと脚全体を踏ん張って伸ばそうとするために、この足裏が接地した瞬間にはすでに全体重が掛かっています。

これでもう重い脚の完成です。絶対に速く走れません。

ではどうするか?

床の接地は重要じゃない

速く走るための前脚の使い方は、足裏が地面に接地する前、まだモモが上がっている段階のときに地面に向かって鋭く脚を伸ばしていきます。

地面を垂直に突くような蹴り方をして、空中で脚を動かして下さい。

地面を捉えてから押そうとするのではなく、地面を捉える前に脚を蹴り出します。

蹴る動作の途中で地面を捉えて、そのまま流れで後ろへリリースされます。これが体重を乗せない走り方です。

速い人は、自覚は無くても皆こうして走っています。感覚的にそれを理解しているのですね。

脚は勝手に回る

さらに脚の回転ということをはじめに申し上げましたが、それは前脚の動きがうまくできれば自然とそうなるので、まずは気にしなくて構いません。

走ろうと思えば脚は必ず回転します。そこがぎこちなくて脚が重くなっている人はまずいません。

ですから前脚の蹴り方に一点集中しましょう。

後ろ脚の引き付け速度も、腿上げも、同様に省いて結構です。

自分に驚こう

これは全力で走らないと感覚は掴めませんので、必ずあなたのでき得る全速力で練習してください。

あとは走るなかで、地面への接地の仕方つまり蹴り方伸ばし方を色々と試してみましょう。

それはあなたなりのタイミング的な感覚の部分です。

スグにできるようになるはずです。そして簡単に速くなると思います。體が軽くなった感覚に驚いて下さい。

これは脚へのアプローチですから、腕の振りなどまったく関係なく、腕を使わなくたって今よりは速く走れてしまうでしょう。

そこにもどうぞ驚いて、自分のすごさに感心してください。

それでは今日はここまで!

これからも全力で応援しています☆

(了)

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この記事を書いた人:梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。