【片岡編集長】番外編 U19男子日本代表チームのオフェンス3

オフェンス スキルアップ 動画 戦術 片岡 秀一

U19男子代表チームのワールドカップで奮闘中です。

予選リーグ以降、非常にタイトなスケジュールで試合が続いています。原稿執筆時点(7/11)では、残念ながら全敗。

15位決定戦で、同じくアジアからの出場国である韓国と対戦を控えています。

戦績として、「世界からの1勝」を掲げていました。

ここでは「欧米の強豪国、及びアフリカの代表チーム」を世界として定義していたのではないかと思います。

例え、韓国戦で勝利をつかんだとしても、選手やチーム関係者にとっては満足のいく結果にはならないかもしれません。

それでも、A代表を意識したセレクショニングとポジショニングを徹底することで、大柄な選手も早い時期に成人になった際に経験するであろうポジションでのプレーを経験できています。

ここでは、そんな代表チームがレギュラーオフェンスとして活用しているプレーを紹介します。

ディフェンスの状況に応じた判断や、得点するための知識と遂行力が必要となるプレーです。

1、プレーの構図

U19 Japan Men’s National Team

2、プレーの流れ

ールを運ぶ際や、トランジションオフェンスの流れで、上手のような形でBall Screenがスタートします。

ピック&ロールを使用するサイドは2人でスタートするように設計されているのでしょう。コーナーにいる選手が反対サイドへと駆け抜けます。

1回目のピック&ロールでもプレーを狙いますが、あくまでもプレーのスタートのような活用方法です。

無理はせずに反対サイドへとボールを展開します。もう一人のビッグマンの役割をする選手(図4)の選手がボールを中継します。

の瞬間に、2番の選手が反対サイドへとバックカットをします。

中抜けと表現する人や、45Cut等と呼ばれているかと思います。

その瞬間に3番の選手と4番の選手とでドリブルハンドオフを行います。

2番の中抜けに対し、3番のディフェンスが反応していれば、ドリブルハンンドオフを優位に進められやすくなります。

回は、ここでも無理をせずに再び反対サイドへと展開しました。

ここでも中抜け(45Cut)を混ぜることで、2番の選手と5番の選手のドリブルハンドオフを狙います。

ショットクロックを考慮する必要性はありますが、構造的には何度も同じ形でチャンスを狙うことができる形になっています。

最終的にはドリブルを続けながらのバウンドパスを駆使し、見事にゴール下のシュートシチュエーションを作ることに成功しました。

2回目の動画では、最初のピック&ロール後のパスに対し自分の目の前が開いていると判断し、3Pシュートを放ちました。

このように、チームとして全体的な動きに共通認識を作りつつ、選手個々の判断によってオフェンスにオプションを作れることが特徴です。

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この記事を書いた人片岡秀一片岡 秀一
株式会社アップセット所属。GSL(ゴールドスタンダードラボ)編集長として記事の製作、編集、各種のイベントなどを多数実施。近年は『Basketball Lab』にて記事執筆と編集、『バスケセンスが身につく88の発想 レブロン、カリー、ハーデンは知っている』・『バスケットボール戦術学』などで編集協力として関与。トーステン・ロイブル氏を講師とするEuro Basketball Academy Coaching Clinicでは事務局を務める。活動理念は「バスケットボールに情熱と愛情を注ぐ人の、バスケ体験の最大化」・「バスケ界にヒラメキを作る」。JBA公認コーチライセンスC級保有(2021年3月にB級を受講)
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