【シュート】ボースハンドシュートの打ち方【得点力アップ】
先日、ミニバスの練習を見に行った際に小学6年生の女子から、
「シュートするときに、ただ押し込んでいるだけと言われるし、高い弾道で打てないけど何が悪いの?」
このような質問を受けました。
シュートをまっすぐ打つ(ボースハンドシュート)
ツーハンドシュートは女子選手によくみかけられるシュートフォームですが、筋肉に頼らずに打てる、つまり力がない選手でも3Pシュートを打てることがメリットです。
よく、リリース位置の高さからワンハンドが有利と言われてきましたが、最近は新ルールで3Pシュートの距離が遠くなったため、トータル的にはツーハンドのほうがシュートを決めやすいとも言われています。
プロ選手などのトッププレイヤーは、ミドルシュート(届く範囲のシュート)はワンハンドで、3Pシュート(片手で届かない範囲)はツーハンドでと、使い分けている選手なんかもいますね。
そんなツーハンドシュートですが、押し込んで入れているというのはボールに回転がかかっていないということです。
かんたんに言うと、ボールを腕だけで押し出しているということです。
これによって、砲丸投げのようにボールは回転がかからなくなり高い弾道を描けないのです。
ボールに回転がかかっていれば、高い軌道を描けるようになります。
それだけではありません。
回転をかけることで、軌道がブレることが少なくなり、飛距離も伸びます。
その解決策が『手首を回内』させることです。
ボースハンドシュートの打ち方
まず、ボールを持ったときにボールの中心を指している指、つまり両手の人差し指がリングの中心を指すように持ってください。
また、その際の肘は両脇からこぶし一個分くらい離すようにしてください。
開きすぎると力が横向きになってしまうし、閉めすぎるとボールの持ち方が悪くなってしまいます。
味方からパスをキャッチした状態から少しだけ指先が上を向くように構え、口元がディフェンスに見えなくなるようにボールを位置して構えます。
ツーハンドシュートといっても利き手はあるので、ボールを押し出す際に無意識にどちらかの手の力が強く伝わるはずです。
両手の力をバランスよく放つことを意識しましょう。
手首だけをスナップしてしまうと、左右に力が加わり軌道が曲がる原因にもなるので、手首を回内させてシュートを打つことが重要です。
前に飛ばそうという意識から、手が前方向に行くのではなく、綺麗な弧を描いてリングに入るようにループさせて打つことです。
フォロースルーは、手の甲と甲が合わさるようになり、親指が下を向くようにすれば自然と回内ができるようになります。
ミドルはともかく、ロングレンジからのシュートは感覚を掴むしかないので、たくさんシュートを打つのが良い思います。
実際、相談を受けた女子選手も手首の回内を意識させることで、自然と回転がかかり高い軌道でシュートが打てるようになりました。
また、回内を意識させるだけなので再現性も高いため、とても有効な方法だと思います。
ぜひ、ツーハンドをシュートを指導する際は手首の回内を意識させてみてください。
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