【梅原トレーナーのからだづくり哲学】外遊びと運動能力3

オフェンス シュート スキルアップ ディフェンス トレーニング ドリブル パス メンタル(心) 梅原 淳 練習法 育成法

本レポート1の冒頭で、子どもが公園で電子ゲームをしていることや、友達の家に集まって個々にゲームをする現状について触れた。

私も子ども時分はファミコンなどTVゲームをたくさんしていたし、コンピューターゲーム自体が悪いものとは決して思わない。

毎日それだけをしているということはなく、ゲームの時間も外で走り回る時間も食べる時間も寝る時間もあるし、学校へ行けば勉強の時間がある。

実際私だってゲームも運動もTVを観ることも漫画を読むことも、遊びというものはどれも存分にやったと記憶している。

時間はあるので、ゲームが運動不足に直接繋がるものではない。

大体オセロや将棋はよくてコンピューターゲームだけは悪影響だという話は成り立たない。

しかし、もしも「友達と公園で遊んでくる」と言って、母親もてっきり體を動かしているものだと安心していたら、実は公園で一人電子ゲームをしていたなんていうことだったら悲しい。

もしもそれで親をうまく騙せた裏をかいたと、そんな人間性が育っていると想像するとまたさらに悲しくなる。

外で遊ぶというのは、野外で電子ゲームをするということではない。

しかし、よく目を向けておかないと、現実にこういうことになってしまう。

▼親の油断と鈍さ

ここには親が考えるべき問題が潜む。ゲームにせよ何にせよ、四六時中それが手放せないという依存した生活になっている状況を、親はどう考えるか。

それはたとえ外遊びでも同じで、陽が落ちても家に帰ってこない。

食事も勉強も一切何もせず、家の手伝いを頼んでもやらず、ずっと外で遊び回っているとしたらどうか。

自転車を買ってもらったら嬉しくて楽しくて、延々と外で乗り回して遊んでいたら、それは電子ゲームに没頭することと同じではないか。

これは家庭の教育の不行き届きにある。ケジメをつけること、門限など家のルールは守ること、手伝いはすること、ご飯はしっかり食べること、そういった親の指導が正しい生活を生むのだから、大人は日々それを絶対に怠ってはいけない。

公園や友人宅での電子ゲームだって、外には持っていかないというルールがあれば良いのだし、ゲームを親が保管することにすれば騙そうとか嘘をつく行為も起こらない。

悪い習慣というものは、ゲームに限らず様々なところから身についてしまう。

自分がしたいことの前に健全な心身を養うための生活がまず最優先であり、それを大人がしっかりと管理しなくてはならない。

とくに今の電子ゲームは一人で行う形態であるため、いつでもどこでもプレイが可能だ。

それを好き勝手にさせておくと依存体質になってしまう。

そういったことが本当の怖さであることを、親はよく理解しておく必要がある。

▼物よりも体験を与える

最後に一つだけ、私的な意見を申し上げたい。

あなたのご家庭では、家族で行うイベントがいくつあるだろうか。キャンプや山登りや海水浴や釣りや、少し考えただけでも沢山のイベントが思い浮かぶ。

私のサポートしている高校バスケチームの監督さんは、毎年2回ほど会津まで家族でスキー旅行に行くという。

私も夏には妻の実家へお邪魔して、親戚の子どもたちも連れて温泉に入ったり、水族館や動物園に行ったり、それから毎回盛大にバーベキューもする。

きっと公園でピクニックも楽しいだろう。潮干狩りやリンゴ狩り、田舎の祖父母の家に行って畑仕事を手伝うのも楽しそうだ。

もし漁師が親戚にいたら海にだって出られる。知り合いに牧場で働く人がいれば乳搾りをして、馬にも乗れるかもしれない。

さて、子どもと一緒になって何かをするということを今どれくらいしているだろうか。

親が子どもにしてあげられることは、一人で遊ぶゲームを買い与える以外にもある。

物よりも頭と體と心で触れること体験することが、何よりの人生の勉強と遊びであると、私は心からそう信じている。

息子とキャッチボールをしているか。虫取りに行っているか。

体験やきっかけをあげるのではなく、唯々モノをあげるだけになったのは一体いつからだろう。

子どもの遊ぶ環境だけではなく、私たち大人の生活スタイルも、まるで體を使わなくなったからかもしれない。

一方にばかり行動を押しつけるのではなく、大人も一緒に家族皆でもっと外で遊んでみては如何だろうか。
遊びということの本来の定義がきっと見つかるはずだ。

ぜひ家族で一緒に外遊びをしよう。

(了)

この記事を書いた人:梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。

 

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