【梅原トレーナーのからだづくり哲学】食べるトレーニングを考えよう!「この時期の食べ方」

キャンペーン トレーニング 指導者 梅原淳

秋になりました。

気温もグッと下がってきましたね。

12月以降になればさらに冷えますが、暑い時期から真逆へと変化する今くらいが、人間の体感としては一番温度変化を感じるのではないでしょうか。

私たちの身体も、気候に適応して冬支度のできる人はその変化についていくことができます。

外はとっくに寒くなっているのに、いまだ真夏の過ごし方を続けている人は、身体の変化が始まっていない人とも言えます。

まだ日によって気温が20℃を越すことがあります。小春日和というものですね。それがあるために夏が続いていると錯覚してしまう人もいるでしょう。

でもあなたの体の中は、着実に夏から冬へ準備を始めています。人間の体は年中同じではなく、体内で大きく変化しているのです。

冬から春へ向かう頃の15,16℃と、今のように冬へ向かう途中のそれと、感じ方はまったく違いますよね。

それは体内が夏使用から冬使用へ、もしくはその反対へ活動を変えているからです。

熱を帯びすぎることは危険であるので、それを回避しようと熱を逃がしたり冷ましたりするのが夏です。だから冷たい物を食べるんですね。それで体は問題ないんです(細かい問題は省いて話します)。

でもそれを冬にやればどうなりますか?

冬は寒さから体温が低下して臓器の活動が弱ってしまうことを回避するために、体を温めるよう努めます。夏には好ましくない行為でも、冬には不可欠なものに変わります。

夏に冬の生活をしてしまうと体は潰れてしまうし、冬に夏のことをすればこれまたマズいことになります。

私たちの体は、一つでありながら季節によりまったく反対の性質へと変化するのです。

▼体内変化に鈍感な人

今の時期は中途半端であるとも言えます。いいえ本当は日本には鮮やかな四季があり、日本人はそれをちゃんと感じ取って祭祀も執り行ってきました。

現代はそれが薄くなって、冬と夏の二季だけのような感覚でいる人も増えています。ファッションだけ見てもそれが伺えますね。

秋という素晴らしい季節を楽しまない時代になってきましたが、それは体を壊す危険を膨らませることにも繋がっています。

相変わらず「まだ寒いと感じない」という理由で冷たい物を食べて飲んでとしている人もいて、それで体内が冷え、時間の経過と共に耐える余力が無くなってしまい風邪をひきます。

風邪というと、医学の発展した今、たいしたものでもない印象になっていますが、具体的にその症状は軽いもの重いものと様々です。

鼻がグズグズ、頭が重い、くしゃみ、咳、そのくらいにしか思っていない人もいるでしょう。本当にその程度で済むのならツイています。でも風邪はどこまで酷くなっても風邪です。

上の症状はあなたの体が、体内に溜まった冷えを外に出して温めようとする免疫作用です。それが動いているうちはまだ元気。本当の病気というのは、そのあと頑張れなくなってからを言います。

高熱が続き、全身に寒気が走り、頭がボーッとしたり吐き気がしたり。それで肺炎や胃腸炎などにも発展します。

体内の細胞の衣替えに鈍感な人は、外からお呼びじゃないものをどんどん体に入れて、絶対してはいけない真逆の行為で自分の体をいじめているのです。

▼とにかく暖める・温める

まだ寒くないとか、オレは逞しくて丈夫だから・・・などと強さ自慢をすることは、なにも立派ではないし格好良くもありません。

ただ不用心なだけです。

そんな人にかぎって、人知れずしばしば体調を壊しています。

今の時期に心掛けることは、とにかく体を温めることです。寒くないから、辛くはないからというのはもはや除外して、基本的に体内の細胞は寒さに備えていると捉えて、温かくすることを前提とした食生活などを心掛けることが賢明です。

それで真夏のように体が熱を帯びて、どうにかなる心配はありません。

アスリートが激しいトレーニング後やゲーム後の一定の時間帯に熱を冷ます必要はありますが、いまは外気が冷たいので強く冷やそうとしなくてもその熱はすぐに取れていきます。

運動をしている人は熱を放出する力が一定よりも高いはずだし、何より運動後に一気に冷えてしまう可能性のほうが高くなります。

汗の処理などを怠るとか部活後に迂闊に薄着で帰ったりして熱を出してしまうことは、充分に考えられます。

気温が下がる季節には、熱を帯びることよりも寒さで冷えて体を壊す心配を全力で意識するようにしてください。

▼どうやって温めるのか

では実際にどのようなことに注意を向けて、体を温めると良いでしょうか。

たくさんあると思いますが、私が現場で選手たちに話していることをご紹介します。

  • 塩を摂る

これに関しては冬に限らず、年中おこなっていることです。チームに一つ塩を渡して、主に熱中症予防で塩分摂取してもらっています。自分たちで購入して継続しているところもあります。コロナ渦のいまは、一人一袋買っているチームもありました。

  • 水分を常温にする

子どもらはマイボトルを持ってきています。コロナが起きて、おそらく全国ほとんどのチームがマイボトルになったと思いますが、私の場合はそれとは関係なく、以前から自前のボトルで水分摂取をする良さというのを話してきました。以前にこのレポートでも紹介しました。自分で考える水分摂取を、冬は温度に気をつけましょう。夏は凍らせたりしても良いと思いますが、冬はそれを変えます。できるだけ常温を勧めています。

  • 生ものを減らす

これは子どもに当てはまることが多いかどうかちょっと疑問ですが、ご家庭によってはそうだという人もいるかと思います。できるだけ火を通した食べ方を心掛けるというものです。比較的多いのは野菜だと思います。レタスやトマトなどは生のまま食べることが多いものですが、もし頻度が高い人は減らしてみましょう。もしくは火を入れて食べるようにしましょう。果物なども同じですが、それぞれ無理なくちょっと変更してみると良いと思います。一般家庭で生の魚を食べる機会は少ないと思いますが、理屈としては同じです。でも頻度が圧倒的に少ないので省いても良いでしょう。

  • 湯船に浸かる

最後に食事以外を。いまは風呂に入らず、シャワーだけの人も多いかと思います。悪いわけではありませんが、外から体を温めるのに一番良い方法は湯船に10分程度入ることです。運動中に体が熱くなり、家に帰ってまたそれをするのは抵抗があるかもしれません。エアコン入れているし別に寒くないよ、と言う人が多いと思います。ただ毎日湯に浸かって体の疲れが取れることを実感している人にとっては、入らない理由がありません。本当にお湯だけでも体がスッとリラックスします。さらに重曹を入れれば二重丸。ぜひ湯船を習慣にしましょう。

気づけばかなり長文になってしまいました。今回はこの辺で締めておきたいと思います。

冬も漲って燃える体で、元気にスポーツライフを楽しみましょう!

(了)

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