【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 TR.77「オンボールディフェンスの良い足・悪い足」
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今日はちょっとあなたへ問題を出したいと思います。
問題と言っても答えを先に出します。その上で動画を見て、あなたの目にはどのようにそれが映るか。
僭越ですがぜひ目を養ってもらいたいと思いまして、いつもと少しかたちの違うレポートにしてみようと思います。
ディフェンスの足の運びを撮りました。動画の中の選手たちには、初速の反応で優ることを狙いとして伝えています。
それなので彼らは、スタートを切る一歩目に気を集中させています。
そうしたときにどんなことが起こるか、または新たに見えてくるか。
ディフェンスの足として、明確に動作力の高い足と低い足を見ることができますので、目を凝らして観察してみてください。
最初に良い足からいきます。
(動画1:IMG_7299)
どうですか?なかなか逞しい足でピタッとへばりついていますよね。後半の動作展開でも素晴らしい反応です。
では次に悪い足のほうです。悪いという表現はしたくないんですけども、言葉の対比ですのでどうぞご容赦ください。
(動画2:IMG_7297)
さあこの両者の差が、あなたの目にはどう映ったでしょうか?
差があるほど違っては見えなかったという人もいると思います。もしくは良い悪いが逆に思える人も中にはいるでしょう。気になるような動きはない、と言う人も。
その上でもう一度説明します。
上の動画では、オフェンスの飛び出そうとする動きに対し、ディフェンスは先行する足(いわゆるリードフット)が上がって、ここが最初に反応しています。そのため足がしっかり動かせています。
対して下の動画は、オフェンスの初速に足から反応できず、上半身から動き出しています。つまり足は床にくっついたまま、上体の平面移動(重心移動)だけが起こっています。
当然、足を使わない限り移動することはできません。上の動画では最初の反応が足から起こるのでオフェンスの動きについていくことができ、下の動画は足が床に付いたままのため出遅れてしまっています。
面白いことに上が3年生、下が1年生でした。訓練を積むことの価値、頑張ればそれだけのものが身につくという証ですね。重ねた時間は嘘をつかないんです。
せっかくなので違う選手で、今一度よく動いている良い足を見てもらいましょう。どうぞ今後の発想のきっかけにされてください。
このレポートで題材にしてほしいテーマがあれば、事務局へ要望・質問をじゃんじゃん上げてください☆楽しみに待っています!!
(動画3:IMG_7300)
(了)
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