【梅原トレーナーのからだづくり哲学】読者様から質問を頂戴しました
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こんにちは。
読者の方から、以下のような質問を頂きました。
2020年2月12日配信の「トレーニングレポートNo.36」の動画について、正解を知りたいという内容です。
この記事ではレッグ・ランジという脚を前へ踏み込んで蹴り返す前後動作のトレーニングを解説しました。
なぜこのトレーニングを公開したのかというと、床へ脚を接地するときの入り方が、膝や足首といった末端で踏ん張る人がいて、それだと動作が崩れてしまうとか怪我の元になっている事実があるためです。
正しい接地・着地を覚える上で、このレッグ・ランジは基礎として最適です。
本レポートを通して多くのアスリートに情報を届けたいと思い、記事をつくりました。
覚えたい動きは、股関節に勢いを引き込み踏ん張ることです。膝や足首が脱力できます。
この股関節接地と膝接地それぞれの映像が手元にあったので、レポート内で公開しました。
当時のレポートでは読む方の感性を大事にして、あえて答えを書きませんでした。そのため差が分からないという人もいたかもしれません。
今回そのような質問を頂いたので、答えと共に改めて動画を観てもらおうと思います。
質問を転載したあとに、動画を再掲して解説をしていきます。
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【レッグランジ動画についての質問】
突然失礼します。U12チームのコーチをしてます○○と申します。
質問させてください。
http://basketball-school.jp/skill_up/2398.html
上記のレッグランジの動画ですが、動画1が股関節の動き、動画2が膝の動きでしょうか?
いまいち違いが分かりづらいのですが、指導する際見てあげるポイントなどはありますか?
教えていただけると嬉しいです。
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ではリンク先の動画を改めて掲載します。
(動画1)
(動画2)
どうでしょうか?
正解は、
動画1が「膝への着地」
動画2が「股関節への着地」
でした。
動画1のほうは、足裏が床へ接地したあとにつま先の方向、前下方へ斜めに体重が乗っていくのが確認できると思います。膝が前へ流れているのが分かるでしょうか。
対して動画2は、床接地のあと下方へ身体が落ちていきます。前脚の股関節へ勢いを引き込むよう沈む方向をコントロールしています。右脚がとくに上手です。
これらはわざと演技してもらったのではなく、はじめ動画1のような膝で踏ん張る踏み込み方だったので、動きを説明して再度行った結果、良い動作が撮れたという経緯です。
動きとしては前へ踏み込んでいるため、着地は大抵が動画1のようになると思います。勢いがそのまま前へ動いて、それを膝の筋力で止めるという踏ん張り方の人がほとんどでしょう。
しかしパフォーマンスの高い踏み方・止まる動作というのは、動きが平面(横移動)の中で下方向へ落とす感覚です。
前へ動いているけど下。これが動作レベルを一段二段上げる技術です。
下へ落とすためには膝にではなく、股関節へ勢いを引き込んで踏ん張る感覚をマスターすることが必要です。
これはレッグランジのような前方のみならずあらゆる方向へ、また片脚だけではなく両脚の局面においても同様です。
レッグランジの場合は、重心の動く方向が股関節から踵へ、さらに具体的に言うと腿を上げて前へ出てから真下へ落ちる感覚をよく磨いてください。
また、つま先だけに偏らず、踵へも踏ん張りが利いているかも確認しましょう。
さらなる上達を応援しています!
(了)
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