今倉理論を観る前に心掛けたいこと

オフェンス シュート スキルアップ 今倉 定男 指導法 教材 育成法

こんにちは。坂口慎です。

今回は先日リアルスタイルさんからリリースされた「ナチュラルパーフェクトシューティングシステム~まったく新しいシュート理論~講義編」について僭越ながらレビューさせていただきます。

このDVDを観るに当たって、まず大切なことはDVDの中でも今倉さんが何度もおっしゃられていますが「既成概念を捨てる」ということです。

これはどんな学びをする上でも大切なことです。

みなさんはとても勉強熱心な方が多いと思うので、これまでも多くの知識を得てこられたはずです。

その状態というのは「水を吸い切ったスポンジ」みたいなものです(水=知識)

そこに、もし 新しい知識=綺麗な水 を吸収しようと思ったら、水でひたひたになったスポンジでは吸収できませんよね。

また中途半端に絞った状態で吸収すると、綺麗な水と元からあった水が混ざってしまい、もしかしたら今倉さんが伝えたいこととズレが生じてしまうかもしれません。

なのでまずは、ぎゅっと絞って、新しい知識=綺麗な水を吸収できる状態にしてください。

そうすればどんどん知識が入ってきて、行動にも移していけると思います。

そして、DVDを観ると早速新しい知識が入ってきます。

それがBEEF」「FOREST」です。

BEEFは昔からよく言われていた理論で

  • Balance:ボディバランスをとりましょう
  • Elbow:肘をゴールに向けましょう
  • Eye:距離感をつかみましょう
  • Follow through:フォロースルーをしっかりしましょう

というものですが、この理論で指導している方もいらっしゃると思います。

僕もいろんな選手を観てきましたが、「シュートで大事なことは?」と聞くと「肩と肘と手首を一直線にする」「ボールを手にしっかりと乗せる」「膝をしっかりと曲げる」と答える人がとても多いです。

しかし、それでいくと、筋力や体格に頼ったシュートになってしまうことが多く、その理論で十分な人はいいのですが、すべての人がいいシュートを身につけることが難しくなってしまいます。

特に中学生の男子は、小学校の時は5号球でリングの高さは260cmだったのに、中学に入ると7号球でリングの高さは305cmになります。

女子もボールは5号球から6号球になり、高さも同じく変わります。

このギャップを埋めるのはなかなか難しく、シュートに悩む人も多いと思いますし、指導するときにも悩むのではないでしょうか?

 今回のDVDではタイトルにもあるように「ナチュラル」=「自然」より身体の構造に沿ってシュートを作っていくので、一人一人にとって自然にパワーが出るシュートになっていきます。

なので、パワーがないからワンハンドシュートは難しいと思われている女子でもしっかりと届くようになります。

そもそも「女子=パワーがない」というのも既成概念なので、そこも捨てた方がいいですね。

自然に打つことができれば、誰でもスリーからしっかりとボールをコントロールして届かせることができるようになります。

れを作り上げるのが「FOREST理論」となっています。

最初は英語の多さに慣れないかもしれませんが、さまざまな英語の頭文字を合わせてFORESTはできていますし、今倉さんも丁寧に教えてくださっているのでとても覚えやすくできています。

「早く実技を観たい!」と思うかもしれませんが、ある程度理論や概念を最初に入れておくと、実技をやっていったときに脳と体の両方で体感することになるのでより知識が腑に落ちやすくなります。

まずは「FOREST理論」がどんな言葉で構成されているかが、すぐに出てくるまでに落とし込んでほしいと思います。

そうすれば自分のシュートを観ていくときにも、誰かのシュートを指導するときにも、いろんな観方ができて、より一人一人に合ったフォームを観つけていくことができると思います。

  1. 既成概念を捨てる
  2. FOREST理論を叩き込む

この二つをまずは忘れないように、DVDを観始めてください。

では引き続き何通かレビューさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


読んでいただきありがとうございました。

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