【梅原トレーナーのからだづくり哲学】食べるトレーニングを考えよう!「基本の米をどうやって選ぶか」

トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳 食トレ

食べることはそのまま「からだづくり」と言っても過言ではありません。

ただ多くが運動で汗を掻くほうにばかり、気を向けています。
寝ること、食べることは、じつに軽く見ているのです。

頭では理解していても、それが行動に起こらないのであれば、その人にとっての位置づけが低いということです。

技術を磨くことや肉体を鍛えることについては色々考え工夫して学ぼうとしますが、食べるほうは「そんなこと気にせず、好きなものを好きなように」なんて言っているのですから、やはり偏っていますね。

そのような人が多いので、あらためて食べる重要性を説き、食べる実践を促す試みがこの「食トレ」シリーズです。

ということで今回の内容も、ド真ん中であり超基本の「お米」を取り上げます。

選び方を考えよう

あまり押し付けがましく思われるのも不本意なことですから、ここでは私のチョイスを一例としてご紹介します。

それをご覧になり、必要なら取り入れてみてください。
そのくらいのスタンスが柔らかくて良いだろうと考えます。

一般的に食材の価値は高価か安価かで見られますが、市場における価値の付き方と、ここで取り上げる良いからだづくりのための適した食材という価値は異なります。

まずはそこから離れることが第一歩です。

からだづくりにおいて重視されるのは、何よりも衛生的で健康を促進することに寄与することです。

その一点でお米を選ぶならば、ポイントはシンプルに定まるはずです。

健康な農作物とは

いちばんに見るところは「無農薬」であること、それから「肥料を使っていない」「化学肥料ではない」ことです。

最近は良心的に「使用は何回以内」など、正直に書いて売られている農作物もあります。

ただ私の場合は曖昧にならないよう「無農薬」であるものに決めています。

昨今は探すのも難しくはないので、範囲を狭めても困ることはまずありません。無農薬の米でネットを検索してみましょう。案外と簡単に見つかるはずです。

それを確認したら、次に肥料がどうであるかを見ます。

私は思いきり舵を切って「無肥料」を選びます。これもシンプルに考えるためです。

もしそれが見つからなければ、どのような肥料を使っているかを調べて、できるだけ動物の糞を使っているものも避けます。

限定した基準から少しずつ下げていきますが、最低ラインは「化学肥料は不使用」となっているものです。

自然物ではなく人工的に製造された肥料は選択から完全に外すことにしていますので、無農薬であっても化学肥料と書いてあれば買いません。

また除草剤を散布して周囲の雑草を枯らしている場合も、それは農薬と同じことですから対象から外します。薬の使用はゼロと決めています。

これらは健康被害への調査研究で可能性が高いとされる二大要素なので、米を選ぶ第一関門としています。

土壌の体力と水

それらがクリアできれば、もう少し踏み込んでさらに健康な米を探します。

次に見るのが田んぼの土の状態です。
無農薬や無肥料を何年続けているのか、ごく最近始めたばかりの土と、長年続けられている土の状態は大きく異なります。

さらに引き込んでいる水が、よりきれいで鉱物の多いものなら二重丸です。
それらは主に山間部です。
周囲に人間の生活がほとんどありませんから、水が汚れる可能性が平野部の広大な田んぼよりも、さらに少なくなります。

栽培方法に力を入れている農家さんならば、こういった良い点をしっかり明記されていますから、書いていない場合は質問して回答をもらうか、選択から省いています。

この第二関門は、面倒くさがらず調べることでより良い米が手に入ります。
また想像するほど難問でもありませんので、ある程度調べると土と水の良い米作り農家もたくさん見つかります。

細かすぎると断念せずに、少し粘って探されてみると良いでしょう。

種も取る農家

最後は「あったらラッキー」という程度に思っているポイントとして、栽培している稲から翌年用の種を採取している農家さんをたまに見かけます。

この確率は大きく下がりますが、いくつも米を探しているとそのなかに「自家採種」をしている農家が稀に見つかります。

せっかく良い環境で稲を育てているのですから、その稲から生まれる新たな稲を期待してしまいます。

年々とより自然環境に強くなり、健康で栄養価の高いお米へとさらに成長するならば、もしそれが食べられるならばこの上ない幸せです。
もちろん食材としても最高の品質と言えます。

種屋さんから買っている米でも不満はありませんが、もし自家採種と明示してあったら、値段が高くともそちらを選んでいます。

いちばん食べる農作物

これらのことは米にかぎらず、野菜や果物にも言えることです。

完全には無理なのでスーパーの慣行栽培を買うこともありますし、値が高価すぎれば見合わせることだってあります。

ただ米に関しては、野菜よりも良いものが手に入りやすいと分かったため、また1年を通して大量に購入するものであるので、特定の米を購入しています。

我が家の子どもたちも、ずっとそのお米を食べていまスクスク成長しています。
熱を出して保育園から呼ばれることも、他のご家庭よりは少ないようです。

因果関係を断定できなくても、とにかく良い影響は出ていますからプラスに考えます。

いま世界が繋がり、日本人の主食も変わりつつあるのかもしれません。
すでにお菓子を食べるようにして、100%好みで食事を取っている人もいるでしょう。

それでもなお、お米はいちばん口に入っている農作物です。

せっかくですから、良いお米をたくさん食べてください。

楽しいスポーツライフに食は欠かせません。
運動と同じように、食事を鍛えましょう。

それでは今日はここまで!

(了)

 

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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