【梅原トレーナーのからだづくり哲学】この酷暑だからこそ充分なミネラル補給を
今年も、契約するすべてのチームに私から夏のプレゼント「自然塩」を届けました。
最後は、8月20日から愛媛全中へ出場する中学の女子バレーボール部さんでした。
この学校は東京都の私立で、2つある体育館ともに冷房が付いていますので、この猛暑をどうくぐり抜けるかという心配はありませんが、体調管理として考えてもミネラル摂取は必要ですから、他校と同様に天然のサプリメントをプレゼント致しました。
ほとんどの学校では、毎日35℃前後のなかで練習をしています。私の住む埼玉県も連日38℃前後を記録しており、さらにミネラル補給が欠かせなくなっています。
予見していたわけでは決してありませんが、数年前より塩サプリを始めていて良かったと、結果的に思います。
塩を選ぶ際のポイント
私が採用した理由は唯一つ、既述のとおり「天然ミネラル」の種類を数多く体に取り込むためです。
海水から塩を作りますが、その抽出方法によってミネラル分がほぼ1種類のみか、数種類のミネラル成分かに分かれます。
スーパーなどに売られている塩は、ほぼナトリウムという成分のみで構成されています。
私が選手たちにプレゼントしている塩は、加えてカルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、マンガンなどといった他のミネラル分も含有しています。
これらによって体温調節やエネルギーの代謝、血液の循環、筋収縮といった体内の生命活動が、運動によって弱るのをガードしようという努力です。
ミネラル成分を摂ることで、体内酵素の働きを促すことに繋がると言われています。
生命活動の労働者は酵素であり、そこにミネラルという彼らが必要とする栄養を与えるのです。
そういったことから、塩はなんでも良いわけではなく、ミネラル分の多いもの、その種類が豊富なものを選んでいます。
運動中に飲みやすい形状
最初は通常の湿った塩を使いました。ただそれではスポーツ現場で摂取しづらいようでしたので、考えて「焼き塩」に替えました。
その理由は、水気が飛んでサラサラになり使いやすいからですが、それだけに終わらず味覚としてしょっぱさが減るので、摂取量も増えることに繋がりました。
通常の湿った塩だと、わずかでも強烈にしょっぱくてほんの少ししか飲んでもらえません。
しかし焼き塩にしたことで、はるかに多く充分な量を摂取できるようになりました。
塩と一緒に必ず水を飲みますから、塩に水分がなくても心配ありません。
さらに「夏の暑さに耐えるため」だけの役割に留まらず、冬には冷えた体内に熱を与えてくれます。
焼き塩にすると、水気のあるものよりも熱が高くなります。
これがそのまま体内でも、各器官を温める役割を担います。
冬でも水分摂取はしますから、温度次第ではより内臓が冷えてしまうことがあります。
それを少しでも軽減するために、焼き塩は役に立っています。
もうひとつあえて付け加えれば、この製品の開口部が細い管の形状になっており、スプーンなどで掬わずとも傾けるだけで塩を取り出せます。
これはチーム全員で使う場合にも衛生的です。
今夏の立役者
毎年、初夏に塩を配り、その後はチームで購入したり、私がさらに追加してあげたりするのですが、今年はいつも以上に各地で気温が高く、夏休みの練習も苦難を強いられています。
あきらかに量を落とし、休憩も増やして対処するしかありません。
それでもダウンする選手は例年より多いように見受けられますから、塩補給も断然多くなっています。
塩を配付していて良かったと思います。
こと医学的な話になると、高血圧の元凶として悪く言われるばかりですが、実際は体を助け、元気を授けてくれる重要かつ貴重な栄養分なのです。
それだから神棚にも塩が供えられています。
ナトリウムしか持たない現代の塩では、成分が偏るために悪影響も出るかもしれません。しかし本来の塩は海に生命が誕生したとおり、たくさんのミネラル成分を体内に取り込むためのものです。
味付けのためにある塩ではなくて、細胞を正常に動かすための塩ですから、夏のみならず通年で使い続けてほしいと思います。
間違いなく、今夏、縁の下の力持ちになっています。
(了)
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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