【梅原トレーナーのからだづくり哲学】食べるトレーニングを考えよう!「決して太らないからだ(まとめ)」
なにを食べても飲んでもまったく脂肪のつかないからだをつくるために、私が長年続けてきたこと。
あくまで結果的なことですが、お菓子を食べてもお酒を飲んでも一切太らないという事実を、習慣的におこなっている食生活に焦点を当てて接点を見つけようとしてきました。
今回は残る1つの考察です。
味噌と醤油
調味料にはわりと早くから興味を持ちました。
食を勉強し始めてまずいくつかの本を読み、そこにも時折その点に触れている内容がありました。
はじめは食品添加物に関する情報へグッと入っていき、自分でも商品の成分表記を気にするようになりました。
その流れで調味料へ関心を持つことは、ごく自然だったように思います。
その上で塩味としか捉えていなかった味噌と醤油は、麹、酵母、乳酸菌といった微生物の力で、栄養素を人の体にとってより良い成分へと変化させた食品であり(発酵および熟成)、前回に述べた腸内環境もこれらによって整います。
なによりも調味料を使うことになれば、スーパーなどの手軽な加工食品をやめて自宅で一から調理することになります。
摂りたくない添加物や砂糖などを避けられるので、一石二鳥なのです。
余分なものは口に入れず、必要な物だけを摂ることが重要でしたので、味噌と醤油は2,3倍の働きをしてくれました。
いま二人の子どもは、好き嫌いはあってもこれら調味料でつくったご飯を食べています。
あの元気を見ていると、なおのこと味噌と醤油は絶対に欠かせないと思えてきます。
我が家はヨーグルトよりも、味噌醤油です。
ちなみにこの2つをはじめとして、料理酒、味醂、油など家庭で使う調味料をすべて替えました。
肉魚や農作物のみならず、口に入れる食材はすべてからだがみなぎるものを選んでいます。
食材は余さず食べる
私たちは食の健康を考えるとき、いつも五大栄養素を土台にします。
しかしそれが安易なチョイスを生む結果になっていると、あるときに気がつきました。
一般的に西洋医学で知識を入れると栄養素から覚えることになり、そこを通して食事を作ろうとします。
ひらがなやアルファベットを覚えるのと同じで、学問はまず単語を頭に叩き込むことが日本スタイルの勉強法です。
そうなると炭水化物、タンパク質・・・と単独の栄養素を起点に思考するため、食事もそのような捉え方をしてしまうのです。
それだからこそ、30代であらゆる栄養学を実践したしウエイト・トレーニングもしたのに、成果は1mmもありませんでした。
ようやく合点がいきました。
すべての食物には、含有量の差はあれども様々な成分が混在しています。
できるだけそれを崩さず単体で取り出さず、一物全体で食べることで現代的な病気や不調は消えていくことを、身を以て知りました。
これが食を勉強し実践することで得た、いちばんの収穫かもしれません。
食生活で充分変えられる
さて3回にわたり、まこと恐縮ながら私の経験談に過ぎませんが、ヒントやきっかけくらいにはなるかもしれないと思い、ありのままを書いてきました。
これらはすべて力になっています。
実際はどれが効果的か、本当にそれらが影響しているのかは重要ではありません。
太らない、その事実は変わらないし、過去に取り組んできたことにしか理由は探せません。
あなたも万が一、体調や体型に不安があるならば安易に答えを求めず、陥りがちな“過ぎ”に目を向け、ゆるやかに続けられる食習慣をつくってみませんか。
スポーツは漲る体があってこそ。
良い食生活ができるよう、応援しています。
(了)
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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