【梅原トレーナーのからだづくり哲学】食べるトレーニングを考えよう!「決して太らないからだ(前)」

フィジカル(身体) 梅原 淳 食トレ

私が良い食事を心掛けてから長い年月が経ちました。
いまはそれを20周くらいまわって、なにを食べてもどう食べても太らないからだになりました。

太らないのかあるいは太れないのか。
いずれにせよ以前ほど食の危うさを気にするでもなく、「普通より控えめ」程度に食を楽しんでいます。

どのあたりが普通かは私の感覚で言っていますので、周囲からみれば「徹底している」と言われるかもしれません。

ただ事実として、アレも食べないコレも避ける、この範囲だけに限定するみたいな拘った食生活では決してありません。

乳製品も食べれば、甘いお菓子にも手を付けます。
食べはじめると「あ、やっぱりこれは強い欲求が起きて中毒性があるな」と実感します。
一度手を付けるとついつい続いてしまいます。

それでも体調が落ちてきたら初期段階で止めるために養生しますし、原因を食事に問います。

数ヶ月、ときには一年スパンでの蓄積も考えられますから、直近だけではなく「もしかしたら・・・」と疑って不摂生を改めています。

いちばんの成果は、自らそうできる思考になったことだと思っています。

不摂生というのは、ダメだと分かっていてもズルズルと引きずり、やめられない習性の顕れです。

それは心の問題ですので、潔く捨てられることつまり中毒になっていないことこそ、健全なからだを手に入れた証だと考えます。

お菓子の宣伝で「やめられない♪止まらない♪」と歌っているのがありますよね。
まさにあの症状であって、ついまた手を出してしまうし、続くほどに依存度は強くなります。

何事も浸かる時間が長くなれば、それから抜け出せなくなるものです。
その世界から脱することができたのは、普段からの食事なのだと思えるのです。

朝のはじまり

どんな食事が太らない体質をつくったのかは、特定できるものではありません。

世には「こんな食材が」「こんな食べ方が」と、商品やサービスの売り込みのような確証のない弱い情報が飛び交っています。

本当はどれがなんてたったひとつに絞れるものではなく、私の取り組んだ食の改善も、様々なことをしたのでそれぞれに少しずつ成果があるのです。

食物や食べ方というのは特効薬ではありません。
一錠飲んで効くような話など無く、全体として落ち着いた食事、からだに優しい食物にシフトした結果です。

ただひとつこれ、と言えるものは見つかりませんが、私が食養をはじめてから今でも続けていることがあります。
それは今後も続けていくし、長くやっているのでそれだけ信憑性が高いとも言えるでしょう。

ただ決してその成果だとはしません。
どんなことも少しずつ良い影響を与えてくれているものと理解しています。

毎朝、欠かさず食べているものに「梅干し」「玄米茶」があります。
無農薬であったり、玄米茶も黒焼きに炭化したものと、細かくは色々と付随しますが、この2つを摂ることから一日がスタートします。

実際には玄米茶に塩を入れています。
梅干しに加えて塩なんて・・・と減塩が常識な現代では受け入れがたいものですが、少なからず良い変化しかありません。

たしかな事実

朝食は食べないのが基本ですが、子が生まれてからは一緒に同じ量だけのおにぎりやパンなどを食べることもあります。

またからだづくりを本格的に再開したので、その影響でお腹がすく感覚が出てきました。
だったら食べようと、からだの状態に素直に応じています。

以前は完全に朝食をやめましたが、いまは食べることも食べないこともあります。
つまり不規則です。
それでも体調の上がり下がりは起こりません。

いつ食べるかは頭で考えるよりも、体が欲するまま従うようにしています。
これは原則的なことです。

同様にしてこれまで長く続けていることをさらに挙げると、

  • 自然栽培の米を分づき米ときに玄米で食べること
  • 味噌や醤油をはじめとした調味料を良い物にすること

が思い当たりました。

これらは物を替えるのみなので、一度すればあとは勝手に続くことですから、とくに気を引き締めるといった精神的な努力は必要ありません。
使い続ければ良いだけのことです。

費用が高くなることは代償と考えています。

少しの努力で済むことをコツコツと急がず続けられたこと、それが「悪くならない」という目には映らないが大きくまた強固な成果に繋がりました。

結果より重視すべきこと

簡単に結論付けたり楽に即効性を求めたりせず、成果よりもそれに向けて自分が取り組むことを大事にしてきました。

まず己のしたことで不調が起こったのですから、リセットするためには成果よりも努力を続けることが先頭です。
行動し生活習慣を改められることが、もっとも必要な改善点でした。

そこを突破したおかげで、今日まで続く食習慣をつくることができました。
しかもすぐに思い浮かぶものだけで3つもあるのです。

総合的にはどれかよりも、習慣化そのものに価値があると考えます。

次回は、これらをもう少しだけ具体的に検証してみたいと思います。

これらはすべて力になっています。
実際はどれが効果的か、本当にそれらが影響しているのかは重要ではありません。
太らない、その事実は変わらないし、やってきたことにしか理由は探せません。

あなたも万が一、体調や体型に不安があるならば安易に答えを求めず、陥りがちな“過ぎ”に目を向け、さらにゆるやかに続けられる食習慣をつくってみませんか。

(つづく)

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。

 

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