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【片岡編集長のプレイブック】戦術13 ワールドカップ対戦国2

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今回もトルコ代表チームのプレーを紹介します。

まずは下記動画を参照ください。

シンプルな中にも、自チームの特徴を生かしたプレーがデザインされています。

◇解説

・本プレーは、ピリオド終盤(ラスト30秒ほど)のプレーとなります。
その為、「トルコとしては時間を使い切ってシュートを打ちたい(次の、スペインへ攻撃のチャンスを最大限に残したくない)」、「逆速攻になるようなターンオーバーを避けたい」というリスク管理の発想があったはずです。

・トルコは5番のERDEN選手が210センチ。
サイズとパワーに長けた選手で、この試合でもインサイドで存在感を発揮。
アドバンテージの1つになっています。ここを狙ったプレーを絡めてきました。

・図のようにスタートし、ダウンスクリーンをセット。
ウィングの選手がアウトサイドに出てきます。
その後、まずはハイローを狙ってインサイドでの得点チャンスの有無を狙います。

・その後、Ball screenへ移行。残りの選手はコーナーに位置し、非常に広いスペースが存在します。
ここで、2番対5番でのPnRであることが肝です。
4番の選手がドリブル力に長けた選手である場合は別ですが、ミスマッチになるような組み合わせでスクリーンを仕向ける事で、安易にスイッチをさせないように仕掛けます。

*同時に、アウトサイドの選手としては、スクリナーとして存在感や好機を発揮できるような屈強なフィジカルも必要です。
ソフトな選手の場合、スクリナーとして機能する事は難しいでしょう。

・今回は、相手DFの隙を狙って、ウィングへキックアウト。
オープンショットを打つ事に成功しました。

*バックドアを狙っている選手の意図や、判断基準については別の機会に紹介できればと思います。

◇補足・まとめ

・シンプルなBall screenだけではなく、スクリーンの対応をDFに迫った次に、直ぐに抜け目なくシールを狙う事が重要なポイントです。

ここでDFが遅れを取れば、ERDEN選手がペイントエリアで得点をするか、またはFTに繋がるファールを高い確率で獲得したでしょう。

ピリオドの終盤で時間をマネジメントする際、レギュラーオフェンスと同系統のオフェンスを選択するケースや、少し特殊なケースを狙う事はコーチによって様々です。

また、シンプルなプレーの場合でも、選手個々の特性を最大限に生かしていれば効果は絶大です。

今回のケースでは、インサイド選手のシールプレーと、スクリナーとしてウィング選手が機能する事が重要でした。

この試合だけではなく、日頃の練習より、重要になる項目を提示する事が必要です。

プレーのデザインをする際には、日頃の練習やトレーニング計画のデザインも大切といえるでしょう。

 

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