【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.161「狙う意識が身体に表現される」
みなさんこんにちは、梅原淳です。
今日はプレイにおける「反応の良さ」について、運動技術的に解説します。
プレイスキルに長けている人は、未熟な人に比べてよりプレイが精確であり、さらに余裕がある分それを担える範囲も大きくなります。
常にバッチリ、ドンピシャのタイミングでその瞬間の主導権を握っています。
手に取るように相手の動きがわかるだとか、ゲームを支配するという表現をしますが、つまり「すべて対応できる範囲内にある」ということです。
そうできる理由は、ジャンプ力やスピードがあることは当然として、その力量の絶対値の差ではない、という話をしたいと思います。
今日、動画と共に解説するのは「準備動作および構え」です。
動作は無防備に突っ立っている状態からは始められません。
必ずその動作を取りやすい「体勢」をつくり、そこから走り出したり跳んだりします。
連続した動きのなかでは、手足を動かしつつ変化をさせますが、止まった状態から動き出す場合には、とくに事前の構えがプレイの精度を分けます。
なにも準備なく突然足は出ないし、腕も動きません。
外見ではわからなくとも、わずかな重心変化や待ち構える手足の位置調整、姿勢の傾き加減などが起こります。
いざ動く瞬間には、すでに万全の体勢が取れているので、精確かつ掌握したプレイを行うことができるのです。
さてジャンプの動画を用意しました。
私のレポートでは見慣れたものだと思いますが、跳ぶ前に自然と片足が浮いているケースと、その準備がなくて急いでしまうケースを用意してみました(わずかな違いです)。
今回の解説を、なんとなくイメージしてもらえるだろうと思います。
余裕のある人は無意識に反応のタイミングを狙っているという例です。
これをヒントにして、色々な場面を想定してみてください。プレイの出来が何倍にも跳ね上がりますよ。
それでは今日はここまで!心から応援しています!
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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