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【片岡編集長のレポート】ディフェンスリバウンドが、試合の命運を分ける

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ディフェンスリバウンドは試合の命運を分ける重要なポイントです。

ディフェンスリバウンドを確保する事は、相手のセカンドチャンスを減らすだけではなく、自チームのトランジションオフェンスにも大きく作用します。

前号までは、その為のアプローチ策として、ディフェンスリバウンドの検証による3種類の分析、及び、最優先領域を設定する考え方を紹介しました。

今号では、ディフェンスリバウンドに関するキーワードやデータを紹介し、各チームの固有の状況に合わせたアプローチの助けになるような情報提供を目指した投稿内容とします。

<ディフェンスリバウンドのキーワード>

①Hit First!!

日本バスケットボール協会が主催する、男女代表チームの活動を基にした情報共有を目的とする取り組み、”JBAコーチカンファレンス”にて紹介されたキーワードとなります。

2016年リオ五輪、日本代表女子チームは強豪国に勝利するなどで大躍進をするも、オーストラリア戦に惜敗します。決勝トーナメントにおいて、アメリカ代表と初戦を争わない組み合わせに入るための権利を巡る大切な試合でもあり、メダル獲得の為にも非常に痛い敗戦でした。

その試合のリバウンドスタッツでは、試合終盤に相手チームのエースセンター、エリザベス・キャンベージ選手にオフェンスリバウンドを奪われた事が大きく響きました。

そのケースに対し、「ボールウォッチ」・「ソフトコンタクト」・「ハードコンタクト」て映像を分析をすると、日頃よりリバウンドにおける映像とデータのフィードバックを欠かさず、非所に高い意識でリバウンドを徹底する女子代表のレベルでも、ボールウォッチが影響で押し込まれてしまって奪われたケースが多かったと言います。

その為、草の根のレベルからコンタクトの意識を高めるフレーズとして行動を具体的に連想させるワードとして”Hit First!!”を提唱されておりました。

エリザベス・キャンベージ選手のプレー動画。

非常にパワフルな選手で、WNBAでも1試合の得点記録を樹立。少しの隙を与えてしまうとパワーと高さで押し込まれてしまいます。

※映像権利の都合、リオ五輪での映像はありません。ご了承ください。

 

②連続ジャンプへの弱さ(選択と集中)

もう一つJBAカンファレンスの中で紹介されたデータです。

日本人選手の特徴として、連続ジャンプを必要とするリバウンドシチュエーションにおいて、どうしても他国よりも不利である事が紹介されました。

平均身長という側面に加え、骨格や民族的にも連続ジャンプの際のスピードや高さで強豪国よりも不利な状況にあると紹介されました。

実際、連続ジャンプを要するリバウンドシチュエーションで他国よりも劣っている数値的な情報も提供されました。

おそらく、本メールマガジンの読者の方々の多くのチームも、ライバルチームより宇も瞬発力やバネの部分で相手チームに劣るケースは多いのではないでしょうか?

そうであるからこそ、女子日本代表チームでは「強さ」・「コンタクトへの耐性」を練習カリキュラムの中で非常に重要な項目として捉え、連続リバウンドのシチュエーションを減らす為の努力を続けているとのことです。

もし、高さやバネでライバルチームに差がある場合は、コンタクトの部分での強化を重視するカリキュラムや意識付けが重要になるかもしれません。

ドラッガーの「選択と集中」ではありませんが、戦う領域を見極めていく事が重要になるでしょう。

※B.LEAGUE初年度の試合終盤、栃木ギブス選手の力強いゴール下。

ギブス選手のようなフィジカルコンタクトの強さは鍛える事は可能でも、ここまでのスピードと高さのある連続ジャンプは日本人には難しいかも・・・。

別の部分を補う事で解決策を考えていく必要性があります。

次号でも、試合全体を通したマネジメントや、上記動画のB.LEAGUE FINALを参照にディフェンスリバウンドにおけるアイデアを共有していきたいと思います。

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