【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.189「フロント・スクワットのすすめ」

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳 練習法

こんにちは、梅原淳です。

今日は「フロント・スクワット」という種目をご紹介します。

名前は重要ではなく、これと同じかたちのスクワットをYOUTUBEなどで見つけたらぜひ研究して取り入れてください。

このスクワットは、教えたそばからすぐできてしまう人がいて、傍らで転んでしまうほど体勢を維持できない人がいます。

理由はバーベルの持ち方にあります。

腕を前に伸ばしていますが、肩のところにバーベルを乗せているので、頑張って「前倣え」していないと落ちてしまいます。

この状態は、本人からするとかなり強い挙上です。
簡単には腕が上がりませんので、三角筋だけでは間に合いません。したがって背中の筋肉が加わります。

このときに背骨が前へ曲がっていたり(猫背)、骨盤角度が後傾したからだの人だと、背中側へ力を入れられません。
つまり腕を上げることが辛くなります。

スクワットだけならば、背中が丸くてもかろうじて行えます。
良いスクワットではありませんが、しゃがんで立つ動きはなんとかできるでしょう。

しかしこのフロント・スクワットになると、その誤魔化しが利きません。
スクワット自体ができなくなってしまいます。

運動とは全身のつながりによって為されますが、スクワット運動においても本当は脚だけで済まさず、背中そして腕とのつながりを生むようにすると大きなプラスがあります。

私のトレーニングでは「脚だけスクワット」から脱却して、「全身スクワット」となるよう工夫をしています。

太ももを肥大させて了とせず、スポーツでの技量となるスクワット運動を得たいので、背骨の硬さや丸さ、骨盤角度の悪さを改善するウエイト・メニューを考えています。

地味ですが基礎としてとても良いトレーニングですので、年代男女問わずどうぞ取り入れてください。

動画(IMG_1134)

(了)

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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