【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.186「体育館でウエイトをする発想をもつ」
スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳 練習法
こんにちは、梅原淳です。
コートが使えるときは、なるべくボールを持ってバスケットボールの練習をしたいと考えるはずです。
いや、もしかしたら他の選択など考えもしなくて、ごく当然のようにボール練習をするチームもきっとあると思います。
その一方で、技術だけではなく「からだづくりが必要だ」「走り込んでスタミナを」とバスケットボールスキル以外の取り組みにも重要性を感じている人も増えています。
いまはほとんどの選手、コーチが、筋力トレーニングをすべきだと認識しているのではないでしょうか。
ではそれを実際にいつするのか、ということになると、そこで勢いが無くなります。
時間がない、となるのです。
どうして時間がないのか?重要だと知っているのに、それに時間を割かないのはなぜなのかというと、冒頭に書いた「体育館ではバスケの練習」という固定した思考があるからです。
よく考えれば自由に使えるのだからなにをしたって構わないのに、コートに来たらバスケという頭しかないために「トレーニングをする時間が無い」という結論になるのです。
体育館の割り当てが少ないので・・・という場合はあります。
多くの体育館部活が存在するので、短い時間で回しているのが日本の多くの学校現場です。
それならば事情ですが、コートでバスケの練習しかしないのは、事情ではなく選択です。
なにも必ずボール練習をせずとも、コートでウエイト・トレーニングをする日もあって良いのです。
有意義なことをしているのですから、コートでからだづくりをすることはプラスであり、損など1ミリもしていません。
それを勿体ないと考える人も、実際にいます。
どう計画的に物事を行うかなので、個人の捉え方次第です。
私は、勿体ないと思っている人ほど体育館に器具を持ち込み、からだづくりをしてもらいたいと思っています。
バスケの技術とからだづくりが重なり、よりその成果と、さらなる必要性いや必然性を実感できるはずです。
(了)
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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