【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.185「えっ？指先届いた・・・」

こんにちは、梅原淳です。

ランニング･ジャンプを鍛えることは定番となっていて、この九州の高校チームにおいてもいくらか練習を重ねている最中です。

途中、左から跳んで指がリングに触れ驚いている選手がいました。よく見るとキャプテンでしたが、彼は右利きです。

初めてリングを触って驚いたのか、それとも左で触れたから驚いたのか、いずれにしてもジャンプへの入りと動作はたしかに上手でした。

条件が揃えばちゃんと跳べるという証明です。

二つの足のリズムを「イチ〜〜ニッ」とするよう助言をし、それを練習しているのがこの動画です。

二歩目の足を既存の感覚よりもやや長くする。

一般的には短くタタン！とランニングステップを踏むと思いますが、そこを反対に長くとって最後の足を大きく踏み込みます。

足が前へ出れば上半身が起き、跳ぶ直前にはイスの背もたれに寄り掛かるような体勢ができるので、顔も自然と上へ向いています。腕も上げやすい。

そこへさらに腕の振り子と反対足の振り子（ももあげ）を加えて、スウィングで跳びます。

力の加減を強くすることよりも、身のこなしを上手に使って跳べるように心掛けます。

本人が驚いた彼だけでなく、多くの選手が合格点に近いモーションをすでに身につけているようです。

いつもより長い動画なので、よく見て脳と身体で感じ取って練習してみてください。

（了）

この記事を書いた人梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル･スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。