【梅原トレーナーのからだづくり哲学】自宅の換気で風邪を防ごう

スキルアップ フィジカル(身体) 梅原 淳

長い長いコロナ感染から解放され、ようやく人間らしい自由で活発な生活を取り戻した昨年でした・・・が、今度はインフルエンザ、アデノ、ロタ、ノロと次々に押し寄せ、隔離期間や学級閉鎖がたった今も繰り返されています。

コロナ禍と何ひとつ変わりませんね。
ウィルスの種類が違うだけで、病に罹るということにおいては生命がある以上、ずっと向き合っていかねばならぬ問題です。

しかしそれは延々とやられっぱなしで耐えるのみを意味するのではなく、ウィルスは存在し続けるけれども人間もそれに負けない強い身体を備えることに尽くすのです。

生まれてから死ぬまで、我が身を守る努力は一生の仕事です。

さあ、そこで今回の題材です。

いつも食を通して免疫力を高める話をしていますので、新しい視点をあなたと考えたいと思います。

食や免疫力とは言わば内的な問題です。
それならば反対の外側に目を向けてみましょう。

外的環境づくり

薬を飲むことも、風邪を引かぬよう体をあたたかくすることも、内側を防御する行為ですね。

対して隔離して他者へ近づかないようなことは、感染を防ぐための外的な環境づくりです。

同じように、周囲の環境を良くすることで少しでも風邪をひかぬよう努める方法がないでしょうか。

じつは対策として、一番効果的でとても簡易なものがあります。

それは「換気」です。
コロナで大騒ぎしていたとき、国からドアや窓を開けて風通しを良くするよう言われていましたね。

学校の体育館でも、飲食店でも、電車もバスも、昼夜問わず、ずっと窓を開けていました。

だからつまらない答えで恐縮ですが、ひとつだけ確認してください。

あなたの自宅ではどうしているでしょうか?

家に居る間に、窓を開けて空気を入れ換える行為をしているかどうか。ここが今日の本題です。

大気の希釈

空気を替えることは、衛生の確保に最適なものです。
手洗いとうがいに見られる「汚れを落とす」行為は効果的な衛生の確保と言えます。お風呂に入ることもそのひとつです。

身体を直接、衛生にすることまでは多くの人がしていて、ただつねに外気に触れていることのリスクを下げる対策はどうでしょうか。
それがとても簡単な「換気」であり、窓を開けるだけで数十分のうちに室内の空気がスッキリすべて入れ替わります。

私は家に居るとき、家中の窓を開けます。
これを書いているのは真冬の1月6日、最高気温が一桁でも1日に1回、短くても30分程度はすべての窓を開けるようにしています。

雨の日でもそれはするし、よほど寒くなければ家に居る間はずっと開けっぱなしにします。

普段、私たちがほとんど気にしない部屋の空気は、大きくそして直接に衛生面へ影響していることを、ぜひ考えてください。

窓を開けて空気を入れ換えるだけで、目に見えないしすぐには感じない人間にとって不衛生な物質はすっかり無くなります。

大気で希釈されるからです。そのおかげで生命は、これだけ大気汚染が深刻でも生き続けられているのです。

すべての窓を

窓を開けるときは一つではなく、必ず通り道をつくるようすべてを開けましょう。そして完全に開けきるよりも半分くらいにすることで、風が生まれて換気が早く進みます。

我が家もリビングに最上位機種の空気清浄機が24時間稼働していますが、それと換気は別物ですので必ず窓を開けます。それがもっとも衛生なのです。

あなたが外に出掛ければ窓を開けている光景は見ても、自分の家の換気は疎かにしている場合が懸念されます。

1日1回、朝起きたらまず窓を開けましょう。寒くても少し我慢して空気をすべて入れ換えるのです。
毎日、必ずそうすることであなたの健康は保たれます。

敵はウィルスだけではありません。
あらゆる不衛生が体調に影響しますから、空気をきれいにすることをどうぞ心掛けてください。

(了)

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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