【梅原トレーナーのからだづくり哲学】ルーティン化にはノートづくりが良い
スキルアップ マインド(脳) メンタル(心) 梅原 淳 育成法
バスケットボールの練習をして、1つの技術、1つの体力を育むためには地道な反復が必要です。
来る日も来る日も、同じことを繰り返すことは決して簡単ではありません。
性格的に得意な人や平気な人はいるでしょう。反対に苦手な人だっています。
できない人は、少なからずなんとかしなければいけませんね。
個人の好き嫌いに関わらず、何かを身につけることは、手っ取り早く答えが出るものではありません。
そんなことは皆知っていて、ただし行動するとなるとどうしても続かないのです。
技術づくりや身体づくりはルーティンが命です。
その日の気分でやったりやらなかったり、気まぐれでは何事も習得できません。
苦手な人のために、ひとつの方法を提案します。ぜひやってみてください。
トレーニングノート
私のところでは、選手一人一人が日々のトレーニングをノートに書き込むことにしています。
とても簡単であり、日付を書き、取り組んだメニューを書き、使った重さ、おこなった回数、セット数といったありのままの記録を綴ります。
それだけです。
すべて終わったら、振り返ってひとことふたこと次の課題や改善点などをメモしても良いでしょう。
それを書かずとも、トレーニングしながらノートを携え、ひと種目ずつ終わる毎に数字をメモするのです。
ときおり休憩して水分補給しますよね。それと同じです。
ベンチプレスをおこなったら、1セット毎に重さと回数を書いていきましょう。
計算も何もいりません、事実をメモするだけです。
できることをする
簡単すぎると思わずに、できるからこそ習慣づけには良い方法だと考えてみましょう。
難しいことをできるようにするには、まずできることから始めます。
続けることが狙いですから、簡単なもので良いし賢明です。
面倒やストレスがあまりないもので日課をつくるようにするのです。
習慣化の第一歩はそこからです。一種の「クセ」にするのが狙いです。
肉体を酷使するトレーニングよりも、ノートを書くほうが簡単ですから、ルーティンを体に入れる訓練としてはこれがベターです。
さらにノートを書き始めると、実際に自分のトレーニング記録が可視化されます。
数字が残りますから、出来映えが明確になります。
良い数字なのか、不甲斐ない数字なのか。
自分の満足とは別に、絶対的な基準がそこには表れます。
つまり、否が応でも成績が伸びる環境になるのです。
常に行うこと
重要なことは、必ずノートに書き込むことです。
たまに提出するために書く人もいて、1ヶ月分を一気に作っているケースもあります。
そういう人はノートづくりの意図を間違っており、トレーニングも成果が出ません。
確実にノートに数字を書き込みながらトレーニングをすると、成績は上がります。
ノートを書いているおかげで伸びる面が多々あるということです。
成長や上達を緩やかでも安定させるためにこそ、ルーティンが必要です。
摩訶不思議な習慣より、ごく当たり前の行動でそれを訓練しましょう。
最後にもう一度。
続けることが苦手な人はノートを毎日書くと成績が上がります。お試しあれ。
(了)
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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