【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.178「手を前足のように使えるか」

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳

こんにちは、梅原淳です。

私が普段、上半身のトレーニングで採用しているものをひとつご紹介します。

おそらく以前にも出したことのあるトレーニングで、今回はその身軽さをよく観察していただこうと思います。

手押し車をすると、大概が腕を突っ張りドシンドシンという動きで固く進むと思います。

体重を細い二本の腕で支えるのはきついですよね。
それを堪えるトレーニングと認識されている人も多いはずです。

でも彼らを見て下さい。
スイスイ〜とまるで無重力のように、重さなど感じない進み具合ですね。

これは腕力が凄まじく強い、のではありません。彼らは中学生です。
身長だって一般的なものですし、横幅も、腕も、いたって普通ですね。

彼らは四つ足の動物のように、腕を前足にして上手に動かし歩いています。

その歩き方が器用であるために、ドシンのドの字もなく、なにかこう滑っているかのようにスーッと進んでいるように見えます。

この前足動作ならば、背中や腰、脚にも負担が掛かりませんから、強い負荷が掛かるのは肩回りのみ。

詳細に言えば、足腰はセンターラインをキープする能力が身につきます。ブレない胴体、バランス力の高い体幹(背骨)が磨かれます。

手押し車と言っても、一般的なものとは大きく異なります。
踏ん張るためのトレーニングではありません。腕の技量を高めるためにおこなっています。

あなたもぜひ取り入れてみてください。
見た印象よりも難しいので、なかなか面白いですよ。

(了)

 

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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