【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.176「ストライド・ストップ」
スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳 練習法
皆さんこんにちは、梅原淳です。
今日は足の踏み方に関連した話をしたいと思います。
これは走るときなどの足の使い方ということではなくて、主に止まるときの床接地を考えるものです。
平面を移動しているなかで、あるタイミングでブレーキを掛けることがありますね。
人同士の攻防ですから追いかけっこのような要素があり、急に動き出したり反対に止まったりして、目まぐるしく動作が変わります。
みんな、動くことは考えますが、止まることの技術力には注目しません。
それが故に、この「ストップ」の能力で競技力に大きく差がついている面があります。
止まる技術というのは、高い運動能力を示す要素の一つと言えます。
ストップの動作として、両足同時に着地するものと、片足ずつ二歩踏むものをよく練習されてください。
日本のバスケットボールでは、昔から一般的な言い回しとして両足を「ジャンプ・ストップ」、片足ずつを「ストライド・ストップ」としてきました。(本来の意味は少し違います)
きょうは2番目のストライド・ストップについて、動画を交えて練習のコツを教えます。
動作自体のコツではなく練習のコツというのがポイントで、このレポートならではと言えるオリジナリティです。
ストライドは片足ずつ右→左といったように順番に足をつくのですが、ここだけの動きとして練習すると運動のなかでは活かされません。
必ず走ることを混ぜて「走る→止まる」で練習しましょう。
それが技術として表現されるかたちであり、さらに言えば動作が移り変わる流れをつくることが必要なのと、足の動作としてはほとんど同じだからです。
走るときも右と左の交互で、止まるときも同じですね。
類似した動作なのに個別に覚えてしまうと、あとでくっ付ける作業にまた手間が掛かります。
はじめから一連の動きとして覚えたほうが賢いということです。
走りの中の一部として位置づけると、簡単に覚えられます。
参考動画を載せておきますので、トライしてみてください。
それではまた次回!
(了)
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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