【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.175「狭い体育館で男女一緒にトレーニング」
スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) メンタル(心) 梅原 淳
皆さんこんにちは、梅原淳です。
日本の学校では、スポーツをするには体育館がかなり狭いということを、おそらくはあなたも実感していることでしょう。
それを批判しようというのではなく、また声を上げたところで体育館が建て替えられることは絶対にありません。
私たちにできることは、環境に如何にして適応するかです。
場所が狭い、人数が多い、部活の数が多い、時間が少ない、そういった日本の部活動(とくに体育館の部活)の当たり前を乗り越えて、あなたの素晴らしいスポーツライフにしてほしいと思います。
次に公開するのは、男子と女子で一緒に練習しているバスケ部さんの様子です。
映像はごく短いものですが、トレーニングのときに狭い体育館と男女合同という環境でも順番や列を作らず、みんなが有意義な時間を得られるかたちをつくりました。
ジャンプをテーマにした練習の最中で、一人につき自分の立っているわずかなスペース分だけの確保で充分にタフなトレーニングができています。
それなので、男女一緒という環境ですが、分け隔て無くフェアに取り組め、また場合によって男女のペアだって可能です。
このようにして、工夫を凝らし運動強度を確保することができているため、決して「練習環境が悪くて不利」と言い訳をするような身体の弱さ、スタミナ不足といったことは見られません。
限られた条件の中でも、良いボール練習、良いからだづくりを行えば、その分の成果は必ずあります。
環境よりも、取り組む内容の質が不可欠要素ですから、なんとかして生み出すことに尽力しましょう。
場所や時間が足らないという人もどうか諦めずに、創意工夫をし、技術とからだを伸ばしていってください。応援しています。
それではまた次回!
(了)
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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