【梅原トレーナーのからだづくり哲学】食べるトレーニングを考えよう!35「排便」

スキルアップ フィジカル(身体) 梅原 淳 食トレ

みなさんこんにちは。

度々このレポートで『健康』を題材にした話題を取り上げています。

これを書いている2023年9月も、真夏だというのにコロナとインフルエンザによる風邪が学校で流行り、それは一部地域に限定されず日本全国で蔓延しています。

以前は健康というと、成人、特に体力が衰え病気をしやすい高齢者を連想する言葉でした。

しかし現在では、老若男女を問わず語られ、若いから丈夫で元気だとも言えない時代です。

だからこそ私のレポートにおいても、これまではアスリートになど使われてこなかったそのワードを、重要なテーマとしてしばしば取り上げています。

アスリートも体内を鍛えよ

健康をつくるため保つために私たち自身ができることは、免疫力を強くすることです。

それは「排便」に現れます。

胃腸の活動が良好なことは、免疫力のあることを意味します。

皆さん便通は良いですか?毎日排便してますか?

肉食やあぶら(油・脂)の多い食べ方、加工品の常食による添加物過多は、老廃物を腸に滞らせます。

問題は食べる量ではありません。
排便は食物の種類に影響されるのです。

良い調味料と野菜、茶色い穀物が免疫力の基礎となります。

たくさん食べて栄養つけて・・・と言って病気になる人が多く見られます。
もしかすると「腸が悪いから」かもしれません。

現在、またもやコロナウィルスの不安が広がっていますが、個人にできることは普段から健康体でいること、それだけです。

マスクをするから良いのではありません。
ワクチンができたら大丈夫なのでもありません。
日頃から病を跳ね返すみなぎる体を育むことを、ぜひやってください。

スポーツ栄養とかアスリート飯などといった話であっても、それがド真ん中です。

便と健康状態

腸内細菌という言葉を聞いたことがあると思います。

消化吸収されなかった未消化物(主には食物繊維)を処理してくれますが、細菌の活動が衰えてしまうと排泄物が溜まります。

便が溜まって腸内環境が不衛生となり、病気を発症しやすくなります。
免疫力が弱まる大きな原因とされています。

直結ではなくとも、便が出るか出ないかによって蠕動運動の強弱が分かるし、それは大腸が活動的であるか否かを意味します。

すなわちそれは、腸内細菌の状態を推し量ることになりますから、排便の量や回数は健康状態を示すバロメーターとも言えます。

快便をつくる

現代はストレスというものが、人間の心身に大きく負担を掛けています。
それが原因となって、便秘や病気をつくっているとも考えられています。

そのことも充分に考慮した上で、機能的な排泄能力を伸ばす食生活を心掛けてみませんか?

まずは毎日、排便することです。
できることなら朝、おそくとも午前中に自然と促されることが最良です。

便意を催さないが腸に詰まった感覚がある、というご経験は多くの人に共通するものだと思います。

お恥ずかしながら、私もつい最近までずっと、そのような辛さを抱えていました。

何日も便が出ず、食べても食べても催しません。
どれだけ腸内が不衛生だったことか。
そこから食生活を中心とした一大改革で激変させました。

体内の慢性的な冷えを取り、悪い油と乳製品の類いを一切断ちました。
はじめはストイックに食事量も落として、あえて空腹を作って胃腸を休ませることもしました。

そしていつ頃からか、まともに便が出るようになり、それが毎朝に定着したのです。
同時にからだの不調もすっきりと取れました。

これについてはあくまで私個人の経験談ですが、排便と免疫力の関係は周知のとおりです。

出すこともまたトレーニング

アスリートのからだづくりが語られるとき、大概が外見のことです。
つまり筋肉や関節など骨格筋を鍛える話に終始しますが、病気がちな高齢者だけが考えるのが健康ではなく、若い10代でもアスリートでもからだの中身つまり内蔵や血液の体力を鍛えることは重要です。

そこへ目を向ける人はまだ圧倒的に少数ですが、このレポートを読んでいるあなたはきっと賢く考えて、体内を健やかにするための食事を実践されることでしょう。

ぜひその成果をこのブログへ送ってください。

食べるトレーニングと共に、出すトレーニングをしましょう。
二つがセットで食トレです。

それでは今日はここまで!あなたのからだづくりを応援しています。

(了)

 

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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