【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 勉強とスポーツは比例する(前編)

スキルアップ 梅原 淳

不肖私はスポーツトレーニングコーチとして、いま高校のチームを主にサポートしているが、そこには公立もあれば私立もあり、スポーツ強豪校も初心者に近いチームもある。

男子も女子も、学力偏差値の高い学校も低いところもあるし、日本全国の生徒を一辺の贔屓も偏向もなくフェアに教えている。

このレポートでは、「どうして勉強が必要か」ということを書いてみたい。

ブログによる公開型の情報配信であるので、それに見合ったボリュームと内容になるよう配慮しつつ、伝えるべきはきちんと伝えたい。

ものを考える習慣をつける

まず自分について話そう。

私は学校の勉強が嫌いだった。いつから嫌いかというと、記憶があるのは幼稚園くらいの頃に父親が大量の絵本を買って、それが毎月のように送られてきたことをよく覚えている。

恐怖感や圧迫感のようなものがあった。

それだから勉強が嫌いになったわけではなくて、親が勉強をさせるためにこの本を購入したはずだが、その膨大にある本の中身をほとんど覚えていないし、読むことが苦行でしかなかった。

かといっていま勉強ができないこともない。

一般受験で大学まで行ったし、今こうして執筆だってしている。

自主的に本も読めば、政治に関心があったりもする。

しかしありのままに申して、勉強は嫌いだ。

机に座って人の話をジッと聴くこと、勝手に進められる「授業」についていくこと、その行為がおそらく嫌いなのだと自分なりに解釈している。

小学校か中学かは忘れたが、通信簿に「落ち着きがない」といつも書かれていたようだ。

そういったことが書かれるのは、おそらくは小学校だろう。

ときに机に座っていられず、ソワソワとして立ち上がったり教室をウロチョロ歩いたりする生徒がいるようだが、私はそういうことをしなかった。授業の記憶はあまりないが、かといって頭が悪いわけではなかった。

ものを覚えることはできて、テストで良い点数を取ることもあったし、人並みにはできていたと思う。

明確に勉強が嫌いなのに、どうして点数を取れたり受験に合格して進学できたのか。

それは考えることや覚えること、知ることにわずかでも意欲が湧き、日常的に自然とそれをしていって脳が訓練されたからに他ならない。

いわゆる「学校の勉強」は嫌いでも頭を使うことは生活の一部となっているし、生き物には元から学ぶ能力が備わっている。さらに人間の脳は大きい。

つまり重要なのは、考える習慣を身につけることにある。

頭が無いと競技力が伸びない

いきなり冒頭に自分の話をあえてしたのは、勉強という言葉から連想するものが、学校やその授業またテストなどに縛られている傾向が強いからだ。

私はものを覚えることが嫌いなのではない。これは万人がそうであって、人間には生きるために学んでいく能力がある。

それをたくさん使えば鍛えられていくし、使わなければ眠ったまま、ただそれだけの違いである。

そして運動が上達していくことも、頭の能力によって決まる。

肉体的な可能性は皆平等に備わっているが、学ぶ力の差によって運動発達は大きく変わる。

ものを考える習慣のない人間は自分を伸ばしていくことが不得意であり、せっかくの才能を持て余してしまう。

そうした環境から、事実を述べれば、学力の低いチームと選手においては競技力の向上に苦戦を強いられることが多い。

正確には先に述べた学校の授業とものを考える力は、完全にイコールではない。そうではないが、やはり大きく見れば重なっている。

勉強をまるで頑張れない人間は、学ぶ力も自分の頭で考える力も訓練してこなかったがゆえに弱い。

頭を使うことが未熟だから、なにをしても続かないし頑張ることができない。

それでどうやってスポーツを伸ばしていけるだろうか。

頭が働かないと物覚えが悪く、理解力が低く、努力できないのだ。

競技力を伸ばすためには、勉強をして頭を使う訓練をする必要がある。

(つづく)

 

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。

 

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