【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 トレーニングコーチはチームビルドが仕事(前)

スキルアップ 梅原 淳

今日は、新しくトレーニングの定期契約をはじめたA高校男子バスケットボール部の話をしてみようと思います。

これから年間を通して毎月のように教えに行くのですが、第1回目にしてチームが上昇するポイントが明確になりました。

ここにフォーカスしていけば、間違いなくステップアップできます。

もちろん適確な方法でなければいけませんが、正しくポイントを見つけられた時点でほぼ確実、つまり余程でないかぎり練習の的が外れることはありません。

彼らとは、本当は8月の夏休みに会う予定でした。

私も実際に体育館まで来ていたのですが、コロナ陽性者が出てしまい、学校の管理職から部活停止の指示が降りてきたので、やむなく中止となってしまいました。

一ヶ月後、満を持して初トレーニングを行います。

しかしまたコロナで欠席者が十数名、部員数が多くふた学年で40名弱いるのでこの日は20数名で練習を行いました。

練習の雰囲気で察知

顧問のA先生がチームを見始めてまだ2年目、スタートラインのチームです。

右も左も定まっておらず、体力も強くはありません。

そのゼロスタートのチームでどのようなサポートができるか、私はそれをじっくり見ることにしました。

あらかじめ電話でのヒアリングで顧問の先生と話していたとおり、選手たちは極端に体力がなく、はじめのウォームアップからもう辛そうです。

それを変えようと、先生が練習はじめのメニューを考えて強度のあるものを入れていました。

すでに先生がテコ入れをしているので、これはチャンスと思い少しだけエッセンスを加えます。

これが、結果は予想できていましたがズバリ的中しました。

先生のつくった練習の意図、上達させたい点がもっとフォーカスされるようにちょっとだけ手を加えて、ハードかつ具体的な課題へのアプローチになるよう組み立てます。

そうしたらどうなったかというと、選手はクタクタになって2人3人と脱落していきました。

理由は彼らの体力に問題がある、のではなく、練習の入りに本質がありました。

とてもダラダラと気の抜けた始まりだったのです。

脳を鍛える

練習前に先生と脳について意見を交わしていました。

それを実際にあぶり出してみて、その後で選手にも同じ話をしてあげます。

人ははじめに決めたレベルで動くので、2のレベルで練習に入った者は、それ以上の練習であったときについていけなくなります。

からだづくりをしようと言って、筋肉や関節に負荷を掛けるのにその準備ができていない、心づもりがないとからだは潰れてしまいます。

実際に最初の走りで3人がリタイヤしました。他の選手たちも、なぜか初っ端からクタクタヘロヘロになっています。

これは彼らの体力の低さ、ではありません。

脳の準備ができていなかったのです。

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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