【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 トレーニングレポート No.147「スクワット・バリエーション(特別動画)」

スキルアップ 梅原 淳

こんにちは、梅原淳です。

2回にわたり、スクワットのバリエーションをご紹介してきました。

今回はおまけの動画です。前回のランジに手を加えたものです。基本的な種目とオリジナルを載せますので、ぜひ活用されてください。

前回を見ていない方はこちら↓

前編

後編

ウォーキング・ランジ

これはわりと一般的なトレーニングと言えるでしょう。レッグ・ランジの動作で、さらに前方へ歩いていきます。

まずはゆっくりと同じペースで行い、慣れたら今度はスピードをつけて立ち上がるかたちへ変化させると、よりレベルが上がります。

動画の片方には、それを二人でおこなっているものをチョイスしました。

他人と息を合わせなくてはいけませんから、気を向けることが増えます。

つまり脳と神経へストレスが増えて活発になります。

こういうのもちょっとした工夫ですね。

他にも運動発達の材料として、ご自身で考案して色々と加えてみると良いでしょう。

重りが増えるだけではない、別の運動要素を足すことでトレーニングの難易度を上げられます。

四股歩き

次はちょっとトリッキーなランジ系種目です。

踏むこと、歩くこと、左右交互に行うこと、横の空間を意識すること、良い姿勢で踏ん張ること、自重で負荷が充分に掛けられること、そんなことを求めて思いついたトレーニングです。

力士の四股踏みから、少しずつ前へ歩いて行きます。

さらに腰の高さを上げ下げして、スクワットの要素を入れています。

相撲の稽古ではすり足で前へ進みますので、それに加えて上下をしてさらに負荷を上げます。

重りなどは持たなくても良いでしょう。

ただ何かポイントが合ったほうが中心を捉えやすいかもしれません。

ボールなど軽いものをぶら下げると良いと思います。

これはやってみるとよく分かりますが、いわゆるガニ股を維持することがほとんどできません。

誰がやっても一歩目から足が正面へ向いてしまいます。

口でこうだと言っても、本人がちゃんと理解していても、足はやはり構造として正面へ向くのが通常なのです。

これを意識的に股割りするのは、必ず訓練が必要です。

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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